【RISE】第二の那須川天心になれるか、16歳で6戦無敗の田丸辰
9月16日(日)東京・後楽園ホールにて開催の『RISE 127』に出場する、田丸辰(16=たまる・とき/平井道場)のコメントが主催者を通じて届いた。
田丸はまだ16歳の高校生ながら、プロデビュー以来6戦6勝の快進撃。サウスポーで卓越したボクシングテクニックとディフェンスを持ち、7月大会ではプロ6戦目にして他団体王者を破った。今年新設される予定のRISEスーパーフライ級王座に金子梓とともに最も近いと言われている存在で、“第二の那須川天心”との期待もかかっている。
今回対戦する林祐哉(空修会館)について田丸は「実は林選手とはアマチュアの時に2戦やっているんですよ。いずれも中学生の時だと記憶しています。1回目は負けて、2回目は勝っています。印象としては全体的にパンチがうまくて、パンチ力もあった。でも、それ以外警戒するものはないですね。アマチュアの時にはそんなに差がなかったと思うけれど、お互いプロになってからは実力差が出てきたと思うので」と、過去アマチュアでは1勝1敗だが、現在は実力差があるという。
「アマチュア2戦目の時にはスネ当てだけをつけ、ヘッドギアはなしで戦うルールだったと思うけれど、向こうのパンチは2発くらいしか当たっていない。プロだとヘッドギアもないので視界は広いし、グローブも小さくてよく見えるので、何ももらう気はしない。自分に有利なルールだと思います。平井道場の先輩たちも『次の試合については何も心配がない』と言っていますよ」と自信満々だ。
それでも「プロの試合なので、試合が始まったら、何が起こる分からない。僕が一発もらって倒れるという状況になるかもしれない。それがプロの世界なので」と油断はしない。
8月中旬からは毎年恒例の広島合宿を敢行し、「地獄でした。僕は2週間くらい現地に滞在していたけれど、毎日走り込みの連続で、遠泳もやっていました」とかなりキツかったようだ。また、「今年は行かなかったけれど、去年まではよく空修会館(林の所属ジム)に出稽古に行っていたんですよ。以前から体重は合っていたので、林選手とばかりスパーリングをやっていました」と、林とは何度もスパーをしたことがあるとのエピソードも。
今大会には金子も出場することから、両者がいい勝ち方をすればスーパーフライ級王座決定戦に関する何らかの発表があるかもしれない。そう問われた田丸は「正直、(金子には)勝ってもらわないと困る(苦笑)。理想としてはお互い無敗のままRISEの王座決定戦をやりたいと思っているので無敗同士のまま戦い、僕が圧倒的な差を見せつけてチャンピオンになる。それが理想だと思っています」と、無敗同士で王座を争いたいと話した。
最後に、田丸は「プレッシャーは感じていないですね。勝てる自信しかないので」と、怖いもの知らずの16歳ならではの強気なコメントを残した。
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