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【レベルス】再びK-1王者を目指す日菜太が復帰戦「この試合に賭ける」

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2018/09/19(水)UP

現役続行を決意した日菜太(左)

 今年3月に行われたK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチに最後の挑戦」と明言し臨んだ元REBELS 70kg級王者・日菜太(31=クロスポイント吉祥寺)。
 しかし結果は王者チンギス・アラゾフの強打の前に2RKO負けとなった。
 その後の動向が注目されていたが、7月、再びK-1王者を目指すことを決意。現役続行を決意した。

 10月8日(月・祝)『REBELS.58』(東京・後楽園ホール)で、元・新日本キックボクシング協会日本ミドル級王者・緑川創(31=藤本ジム)とメインイベントで対戦する。

 試合まで3週間を切った18日、ジムを通じてコメントを発表した日菜太は、現役継続の理由について「5,6年前の(キックボクシングが)盛り下がってる時期だったら『もうキックは辞めようか』ってなったかもしれない。今、キックボクシングはいい状況に上がってきてます」と語る。

3月のK-1タイトルマッチでアラゾフ(左)に敗れ、引退も考えた

 かつて日菜太はK-1の「時期エース」と目されていた。そのK-1が、資金難となり開催を休止したのが2011年。翌年、K-1を運営していたFEGが経営破綻と格闘技界全体に暗い影を落とした。しかし2014年から新生「K-1」が誕生、更に2015年12月にはRIZINが誕生しキックボクシングの試合を取り入れ、翌2016年12月にはブシロードがキックボクシングに参入し「KNOCKOUT」を誕生させるなど盛り上がりを見せている。

 そんなキック界の好状況も後押しし「(アラゾフ戦では)力を出し切れなかった。ここで辞めたら後悔する」と現役続行を決意。

「もう1回、あのレベルのヤツらとやりたい」と、リベンジを見据えるかのような発言も飛び出した。

 対戦相手の緑川は、今年6月にタイ・ラジャダムナンスタジアムのスーパーウェルター級王座決定戦に臨み判定負け。日菜太は「お互いに負けられないですし、向こうもこの試合に賭けてくるし、僕もこの試合に賭けてるんで」と意気込む。

スパーリングパートナー同士という緑川(左)と

 緑川とは、スパーリングで切磋琢磨してきた仲間だ。互いの手の内も知っているが「だからといって自分のスタイルを変える必要はないんで。自分のやってきたことをやるしかない」と真っ向勝負で向かう。

「まだ日菜太は終わってない、もう1回、世界と戦える力がある。見てる人にそう思わせたい」と語る日菜太。この一戦は復帰戦として絶対に負けられない一戦となる。

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