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【RIZIN】那須川天心、堀口恭司の攻略に自信「強い選手だけど穴はある」

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2018/09/20(木)UP

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かつてムエタイ王者をKOしたバックスピンキックを放つ那須川

 9月30日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.13』で、堀口恭司(27=アメリカントップチーム)との一戦を迎える那須川天心(20=TARGET/Cygames)が、19日(水)千葉県内で公開練習を行った。

 試合が11日後に迫ったこの日、那須川は3分1Rのミット打ちを披露。6月のロッタン・ジットムアンノン戦を前にした公開練習では回転系の大技を連発した那須川だが、この日は要所で跳びヒザを放ち終盤にはバックキックを見せたが、基本的なパンチとキックを中心に展開。中でもスピードとキレを感じさせるミドルキックの多用が目を引いた。

 伝統派空手をベースにし遠い間合いから踏み込んでの攻撃を得意とする堀口に対し、那須川は「お互いスピードがあるし(堀口は)僕より距離があるので、相手の嫌なことをして自分の攻撃を当てていきたい」と試合のプランを語る。

 堀口対策として那須川は現役王者クラスの空手家を招聘して練習を積んだといい、「強い選手だけど穴はある」「(堀口独自の遠い)距離に入っても、騙しながら、かく乱しながら入っていけば大丈夫」「詰めるプロセスを練習しました」と攻略に自信を見せる。

 前日には格闘技界の先輩である山本“KID”徳郁が死去し、SNSでメッセージを綴った那須川だが、改めてKIDについて問われると「KIDさんと魔裟斗さんの試合みたいに盛り上げたいし、新しい世代の同じ形の試合としてKIDさんに見てもらいたかった」と心境を語る。また「すごくフレンドリーに話してくれて、『日本の格闘技を盛り上げてよ』と言われ、言葉の重みが違ったし、嬉しかった。残念です」と思い出を語りつつ故人を偲んだ。

 試合については、「ファーストコンタクトで決まるのでは」と那須川は予告。これは一撃で決着がつくということではなく、最初の感触でその後の攻め方や試合展開が決まっていくという意味であり、「用意しているものがあるので、そこから探り探り出していく。(堀口は)対応力がスゴいので、今回は呼吸を読むのを重視している」と、感覚の研ぎ澄まされた同士による戦いとなることを語った。

「ここから生まれるものは大きいと思うし、ここから物語が生まれてくると思う」

 弟子である堀口同様、KIDから日本の格闘技を託された形となる那須川。魔裟斗vsKID戦のようにこの試合を新たな伝説とし、勝者となることはできるか。

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