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【ベラトール】ヴァンダレイ・シウバvs“ランペイジ”・ジャクソン、4度目の決戦に向けて火花散らす

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2018/09/29(土)UP

4度目の再戦を迎えるシウバ(右)とジャクソン(左)

 9月29日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催される総合格闘技イベント『Bellator 206』の前日計量が、28日(金・同)に行われた。

 今大会のセミファイナルではヘビー級ワンマッチが組まれ、かつて日本の総合格闘技団体『PRIDE』で名を馳せたレジェンドファイターの対決が実現。PRIDEの絶対王者と呼ばれたヴァンダレイ・シウバ(42=ブラジル)と、その長年の宿敵であるクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(40=アメリカ)が、実に9年9カ月ぶりとなる4度目の再戦に臨む。

 計量はヘビー級規定の265ポンド(約120.2キロ)以下に対し、シウバが226.9ポンド(約102.92キロ)、ジャクソンが254.4ポンド(約115.39キロ)でパス。両者の体重差は27.5ポンド(約12.47キロ)となった。

 シウバは秤の上でマッスルポーズを決めながら満面の笑みを浮べるが、一方のジャクソンは無表情のまま淡々と計量をこなす。続けて行われたフェイスオフでは、互いに何か言葉を発しながら睨みを利かせ、不穏な空気を漂わせた。

 PRIDE時代から犬猿の仲で知られる両者はこれまでに3度拳を交えている。初対決は2003年11月のPRIDEミドル級グランプリ決勝、2度目の対決は2004年10月のPRIDEミドル級タイトルマッチで、いずれも当時、“戦慄の膝小僧”の異名で猛威を振るっていたシウバが、ジャクソンに強烈なヒザ蹴りの連打でKO勝ちを収めた。

 その後、ともに活躍の場を世界最高峰の総合格闘技団体『UFC』に移し、2008年12月に3度目の対決を迎える。ジャクソンはUFCライトヘビー級王座陥落からの再起戦であったが、シウバに強烈な左フック一発を叩き込んでKO勝ちし、4年越しの雪辱を果たした。

 それから10年近い時を経て大ベテランとなった両者が、今度はアメリカのメジャー総合格闘技団体『Bellator MMA』で迎える4度目の対決。昨年1月にはジャクソンが「ヴァンダレイよ、お前は動画を投稿し続けて俺を求めているようだが、俺ともう一度戦え。お前がジュース(ステロイドの意)を使ってようがどうでもいい」とSNSに投稿し、シウバも「お前を蹴散らしてやる!」と応えるなど、犬猿の仲は現在も続く。

 シウバは昨年6月の『Bellator 180』以来、ジャクソンは今年1月の『Bellator 192』以来の試合で、ともにチェール・ソネンに敗れてからの再起戦。戦績はシウバが35勝13敗1分1ノーコンテスト、ジャクソンが37勝13敗で、両者はキャリア51戦目での勝利も懸けて拳を交えることになる。因縁の再戦を制するのは果たしてどちらか。

Photo by Bellator MMA

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