【ボクシング】WBSS代表、井上尚弥を「ここ2試合の世界戦で182秒しか戦っていない、凄くないか!?」
10月7日(日)神奈川・横浜アリーナで開幕した『WORLD BOXING SUPER SERIES』のバンタム級1回戦&WBA世界バンタム級タイトルマッチで、王者・井上尚弥(25=大橋ジム)が同級4位フアン・カルロス・パヤノ(34=ドミニカ共和国)に1R、1分10秒でKO勝ち。
試合後に行われた記者会見では、WBSS代表を務めるプロモーター、カレ・ザワーランド氏が「井上選手はニックネームの通り、”ザ・モンスター”怪物であるところをしっかりと見せてくれる試合だった。彼のパンチは爆弾であり、その爆弾が着弾してショックウェーブという大きな波が起こっている状態」と井上のパンチを爆弾と表現。
そして今回の試合に関しては「パヤノは元チャンピオンであり、井上選手にとって、これまでで最大の試練になるだろうと予想されていた試合だった。それをパンチで一発で終わらせたというのは本当に素晴らしいことだと思う」と、元WBA世界バンタム級スーパー王者でもあるパヤノへの秒殺KO勝利は予想外だったと語る。
更にザワーランド氏は「ジョシュア、ワイルダー、カネロ、ゴロフキンなど、たくさんのハードパンチャーが活躍しているが、彼らと比べたとしても、階級を超えて井上選手がこの世界最強のパンチャーであると、私は確信している。井上選手はここ2試合で182秒しか試合をしていない。世界タイトルマッチ2試合で182秒しか試合をしていないというのは凄くないか?」と井上を大絶賛。
182秒を分数にすると3分と2秒。世界戦2戦で1R分しか戦っていないことになる。
井上の前回(2018年5月)の試合は王者だったジェイミー・マクドネル(イギリス)に1R1分52秒(112秒)でTKO勝利、今回の試合は1R1分10秒(70秒)でKO勝利している。
今回のKO勝利について会見で同席した井上は「ジャブを相手の内側から入れて、目くらまし、死角を作ってから右ストレート。そのパンチは練習していたパンチでもあったので、出会い頭というか。一撃でヒットしたという感じだった。これだけ、2試合続けて倒してるということは、自分のパンチとキレはバンダム級にフィットしていると思う」バンタム級に転向して2戦とも1RでKO勝利していることで現在の階級に自信を覗かせた。
井上の準決勝は来春を予定しており、10月20日、米国にて行われる1回戦IBF世界同級王者エマニュエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)と17戦無敗でKO率82%のジェイソン・モロニー(27=オーストラリア)の勝者が井上の対戦相手となる。
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