【UFC】「仲間を切るなら俺もクビにしろ」マクレガー倒したヌルマゴメドフ、怒りの声明
10月6日(現地時間)にラスベガスで開催された『UFC 229』で、元UFC同時二階級制覇王者コナー・マクレガー(30=アイルランド)に4R、チョークスリーパーで一本勝ちしてUFCライト級王座を防衛したハビブ・ヌルマゴメドフ(30=ロシア)は、試合直後にケージを飛び越え、試合中から彼に対して暴言を吐き続けていたとされるマクレガーのセコンドに殴りかかった。これをきっかけに両陣営がオクタゴンになだれ込み、大乱闘となって逮捕者まで出た。まさにUFC史上初の大騒動である。
試合後の会見に出席したハビブは乱闘になったことを公式に謝罪したが、その後、乱闘でマクレガーを殴ったとされる彼のチームメートたちが処分を受けた。
その1人はズバイラ・ツフゴフ(UFCフェザー級で4勝1敗)。10月27日(同)に開催予定のUFCファイトナイトでアルテム・ロボフ(マクレガーのチームメートで石原夜叉坊を破った男)と対戦予定だったが、同大会のカードから外された。もう1人はイスラム・マハチェフ(UFCライト級で5勝1敗)で、2人ともUFCから永久に追放されるという。これに対して、ハビブは写真投稿サイト、インスタグラムで怒りの声明を発表した。
「UFCに対して言いたい。
なぜ彼らのチームがバスを襲撃し、数人にケガを負わせたときには、誰もクビにしなかったんだ? あの襲撃で死人が出たかもしれないのに。俺の故郷、宗教、祖国、家族に対する侮辱に対して、なぜ誰も何も言わないんだ?
両チームがケンカしたのに、なぜ俺のチームだけを罰するんだ? 俺がこれを巻き起こしたって言うが、違う。彼(マクレガー)が始めたことを俺が終わらせただけだ。
とにかくズバイラ・ツフゴフは関係ない。
俺が黙ってると思ったら大間違いだ。あなたたちはズバイラがコナーを殴ったと言って彼の試合をキャンセルし、クビにしようとしている。だが俺の仲間に先に手を出したのはコナーの方だということを忘れないでくれ。ビデオをチェックすればわかる。
彼をクビにするなら俺も辞める。ロシアでは仲間を決して見捨てないし、俺は仲間のためなら、どこまでも戦う。それでも彼をクビにするというなら俺の契約書も破棄して送り返してくれ。さもなきゃ、俺が自分で破棄する。
そしてもう1つ。あなたたちが差し押さえてる俺のファイトマネーは、取っておけばいいさ。あなたたちは、そのお金のことで超忙しいみたいだが、お金をのどに詰まらせないよう祈るよ。俺たちは名誉を守ったし、それが最も大切なことだ。俺たちは戦い抜く。#Brothers」
このインスタが投稿されてわずか1日で210万以上の「いいね!」が押された。
4月5日(現地時間)にマクレガーとチームメートら約20人はニューヨークで、『UFC 223』の記者会見に参加したハビブをはじめとする選手らが乗るバスを襲撃し、マクレガー本人が金属製の台車をバスの窓ガラスに叩きつけて割った。ガラスの破片でマイク・キエサは複数の切り傷を負い、レイ・ボーグは目にガラスの破片が入って、両名とも試合を欠場せざるを得なかった。
マクレガーらは現場から逃げ去り、その後NY市警に出頭して逮捕されたが、保釈金を払って保釈された。
UFCからは、マクレガーや襲撃に加わった選手たちにペナルティーは課されていない。
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・マクレガーがヌルマゴメドフに一本負け、試合後は前代未聞の大乱闘に
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