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【ボクシング】松田恵里がプロ2戦目で王座最短記録なるか、江畑佳代子、宮尾綾香ら世界戦2試合も発表

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2018/10/27(土)UP

左からプロ2戦目でOPBF挑戦となる松田、現世界王者の江畑、元世界王者の宮尾

 26日、東京・品川区のワタナベボクシングジムで年内に行われる女子の世界戦2試合と東洋太平洋の1試合の発表記者会見が行われた。

 11月20日の後楽園ホールではWBA女子世界アトム級暫定王座決定戦が行われ、元WBA同級王者の宮尾綾香(35=ワタナベ)と元WBO女子世界同級王者の池山直(49=フュチュール)が対戦。

 12月1日のエディオンアリーナ大阪で行われるWBO女子世界ミニフライ級タイトルマッチでは王者・江畑佳代子(42=ワタナベ)が元WBA、IBF世界同級王者の多田悦子(37=真正)と対戦。そして前座としてセミファイナルではOPBF東洋太平洋女子アトム級王座決定戦が行われ、慶美奈代(26=真正)と松田恵里(24=TEAM10COUNT)が対戦する。

 いずれの試合も東西対決となっており、都内の会見に出席した選手は関東のジムに通う宮尾、江畑、松田だった。

今年3月、初防衛に成功した江畑、パクの顔面に左がヒットする

 松田はこれがプロ第2戦目の24歳。8月のデビュー戦では日本女子アトム級5位にランクインしている葉月さなを0-3で下し、OPBF東洋太平洋と日本共に女子アトム級3位にランクイン。 

 OPBF東洋太平洋王座に2戦目で挑むのは類を見ない試みだそうだが、本人は「困惑しているがチャンスはものにしたい」と、はにかみながらも決して物怖じしない面持ちで語った。勝てば男女合わせプロ2戦目でのタイトル奪取最短記録となる。

 WBO女子世界ミニフライ級タイトルマッチでは、これが2度目の防衛戦となる江畑。かつてWBA世界ミニマム級王座とIBF世界ミニフライ級王座に就いた実績を持つ多田とのビッグネーム対決となる。多田がWBOアジアパシフィック王座を獲得した際、リング上から「私と試合をしてください」とリクエストされたのを対戦実現へのひとつのきっかけに挙げた。

 WBA女子世界アトム級暫定王座決定戦に挑む宮尾と池山は2016年12月に行われた WBO世界アトム級タイトルマッチで因縁がある。宮尾は採点ではリードしながら試合中盤に右膝前十字靱帯のトラブル。6ラウンドTKO負け後、練習禁止に近い1年5ヵ月のブランクを余儀なくされた。そして今年6月のノンタイトル戦で4回TKO勝ち。かつて「アイドルボクサー」の地位を確立した宮尾だが「ジムを移籍して気分を一新する中で、ケガと向き合って、強さこそがいま目指している理想像だと再確認できた」と話した。

 なお、日本のプロボクシング界では基本的に暫定タイトルマッチに規制をかけているが、例外として王座がケガで長期的な戦線離脱を余儀なくされた場合がある。今回も宮尾が当初対戦するはずだった正規王者モンセラット・アラルコン(メキシコ)がケガで来日できなくなったためこの暫定タイトルマッチは認められている。

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