【UFC】ワイドマンvsジャカレイは「総合格闘技の魅力が詰まっている」(高阪剛)
日本時間の11月4日(日)に開催される『UFC230』から、WOWOW『UFC-究極格闘技-』のテレビ独占生中継が2年半ぶりに復活する。同番組で解説を務める、日本人UFCファイターの先駆けであり、現役総合格闘家である高阪剛(48)が見どころを語った。
セミ・メインカードのUFCミドル級3位クリス・ワイドマンvs同級5位ホナウド・ジャカレイのミドル級ランカー対決について、高阪は「これは、メインのコーミエvsルイスとは対照的な、完成された最先端のMMAファイター同士の対戦です。そして両者とも、コンプリートになんでも出来るけれど、ワイドマンはレスリング、ジャカレイは柔術という、自分のベースであり最大の武器をそれぞれが持っている。
そして、言ってしまえばレスリングも柔術も同じ組み技なんですけれど、お互いやりたいことが違うというか。ワイドマンはテイクダウンして、上から攻めていきたい、でもジャカレイはグラウンドで下になっても関節を極めたり、体勢を入れ替える技術を持っている。そこがどう噛み合うのか。同じ組み技ながら、どちらが自分の領域で勝負できるのか、そこがポイントだと思いますね」と、組み技対決にしてもやりたいことが違うと説明。
ミドル級は「相当な技術とフィジカル、メンタルも含めて高いレベルにいなければ勝てない階級」だとし、「ある意味で“バケモノ”のような身体を持ったファイターが、最高の技術を駆使して闘うのがミドル級なので、総合格闘技の魅力が詰まった階級とも言えるんじゃないかと思うんですよ」と、ミドル級の魅力を語った。
そして「UFCには階級がたくさんありますけれど、最初に見た方がいい階級かもしれないですね。だから『UFC230』は、アスリートvsモンスターという分かりやすい図式である、コーミエvsルイスのヘビー級タイトルマッチと、総合格闘技の魅力が詰まったミドル級のトップクラスの試合が両方組まれているので、 WOWOWの放送再開という意味では、最高のカードが揃ったんじゃないですかね(笑)」と、初めてUFCを見る人にも分かりやすい大会になったと話した。
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