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【K-1】ファンから「クレイジー」と呼ばれるアイリッシュがトーナメント制覇狙う

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2018/10/31(水)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

40勝のうちKO勝ちが22と攻撃力の高さには定評があるクランシー。ガンガン前へ出るスタイルだという

 11月3日(土・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~』。

 同トーナメントに出場するショーン・クランシー(29=アイルランド)が、10月31日(水)都内にて公開練習を行った。クランシーは1回戦で第5代Krushスーパー・ライト級王者の中澤純(29=TEAM Aimhigh)と対戦する。

 公開練習でクランシーは、ワンツー・左フックからのミドルキックを中心としたミット打ちを披露。トーナメントにはメルシック・バダザリアンの負傷欠場を受けて急きょ参戦が決まったが、「いい練習が出来たしコンディションは何も問題がない。自分はコンスタントに試合をしていて、常に試合が出来るように練習しているので、いつでも試合に出られる状態になっているんだ」と、急きょの代役も問題ないという。

 2週間前にはアイルランドで試合を行い、2016年6月のK-1に参戦したクリス・マセーリ(イリアス・ブライドにKO負け)と戦って判定勝ちしている、とも。トーナメント出場は今回が2度目で、以前はイギリスで行われたムエタイルールのトーナメント準決勝にて目の上をカットされて敗れた。

 イギリスやオーストラリアを中心に60戦近いキャリアを誇り、40勝のうちKO勝ちが22と攻撃力の高さには定評がある。最も多くKOを奪った技はバックスピンエルボー(K-1では禁止)だと言うが、「パンチか蹴りでのKOも多い」とヒジ打ちが禁止されていても問題なさそうだ。

 ニックネームは“クレイジー・アイリッシュ”。「怪我をしていても負けていてもガンガン前へ出て戦うファイトスタイルだから、そのスタイルがクレイジーだということでファンが呼ぶようになったのさ」と説明。グローブを着用せず、拳にバンテージのみを巻いた試合にも挑んだことがある度胸の良さだ。

 対戦する中澤については「K-1はトップファイターが集うから、中澤はその一人。タフでガンガン前へ来る選手という印象だ」と評し、「彼とはファイトスタイルが似ているから、お互いに下がらず前へ出て打ち合うエキサイティングな試合になるだろう」と激闘を予想した。

 そして「日本には写真撮影に来たわけじゃない。アイルランドからK-1に参戦する最初の選手ということもあり、ベルトを狙っていきたいと思う。トーナメントは何が起こるか分からないが、どんな相手が来ても大丈夫な準備をしているので、誰が相手になろうが関係ない。その中で、決勝でゲーオと当たることが出来れば自分を試せるいいチャンスになるのでゲーオと決勝で戦いたい」と、決勝では初代K-1スーパー・ライト級王者ゲーオ・ウィラサクレック(33=タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)と対戦したいと語った。

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