【ボクシング】20戦全勝ロシア人の挑戦を受ける伊藤雅雪「勝ってもっと有名になりたい」
12月30日(日)東京・大田区総合体育館で開催される【FUJI BOXING 2018 トリプル世界戦』の記者会見が、11月7日(水)都内にて行われた。
WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(27=伴流ジム)が、同級1位でWBOインターコンチネンタル同級王者イフゲニー・シュプラコフ(28=ロシア)を挑戦者に迎えての初防衛戦を行う。
伊藤は2009年5月にプロデビュー。2015年8月にOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座を獲得し、2度の防衛に成功。2016年12月にはWBOアジアパシフィック同級王座も獲得。2018年7月には米国フロリダ州にてWBO世界同級王座に初挑戦で判定勝利し、世界王者となった。アメリカでの王座獲得は日本人として37年ぶりの快挙。今回が初防衛戦となる。
挑戦者シュプラコフは2011年12月にプロデビューして以来、20戦全勝(10KO)の戦績を誇る。2015年9月にWBO欧州王座を獲得して2度の防衛に成功、2016年11月にはWBOインターコンチネンタル王座を獲得して2度の防衛に成功している。直近の試合は7月に伊藤とも対戦したアーニー・サンチェス(2016年7月=伊藤がTKO勝ち)と対戦し、判定勝ちを収めた。
会見に出席した伊藤は「前回、アメリカでやらせていただいてタイトルを獲って帰って来れたのは嬉しく思いますが、応援してくれる人や日本の皆さんにも観てもらいたかったので、大みそかにメインでやらせていただくとのことでワクワクしています」と、日本で世界戦が出来ることを喜ぶ。
「日本の方が調整しやすいのはありますし、不安はありません。フロリダでは調整や体重の落とし方が不安だったのでそこは安心して臨めます」と言い、「僕自身、挑戦者というのは凄いパワーを出せると実感したので、初防衛ですが挑戦者の気持ちをもう一度持って叩きのめしに行きます。攻めて攻めて、勝ちたいと思います」と挑戦者のつもりで向かっていくという。
シュプラコフに関しては「王座決定戦の相手になるのかと思って以前から試合は見ていました。ちょこまか動き回って的が絞りにくい相手です。パワーやスピードなど突出したものは感じませんが、その動きに惑わされたくない。自分を作り上げてそれをぶち当てていきます」と、以前から意識していた相手だと話す。
そして「前回も1Rから攻め続けて常にKOを狙っていく姿勢を見せられたと思うので、その姿を日本で見せたいですし、もっと自分のことを知って欲しい。こんな面白いボクサーがいることを知って欲しいですね。僕を印象付けられる試合をして締めたいと思います」と、日本中にインパクトを与えたいと意気込んだ。
伊藤は芸能事務所に所属しており、バラエティー番組などにも出演。「ボクシングと違って命を取られないので楽しんで出来ます(笑)。年末に勝って1月も芸能活動をやりたい」と、もっと有名になりたいとの意欲を燃やす。
11月17日からロサンゼルスに渡り、海外のジムでスパーリング中心の練習を積み、12月17日に帰国する予定。「3~4年は向こうに行って練習しているのでいつも通りです。ボクシングに集中できるからです」と、今回も万全を期して初防衛戦に臨む。
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