【DEEP JEWELS】挑戦者・前澤智の「ガス欠にさせる」発言に、王者・黒部三奈「1Rで決める」
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12月1日(土)東京・新宿FACEにて開催される女子総合格闘技イベント『DEEP JEWELS 22』の前日計量が、11月30日(金)都内にて13:00より行われた。
メインイベントのDEEP JEWELSアトム級タイトルマッチで対戦する、王者・黒部三奈(41=マスタージャパン)は47.60kg、挑戦者・前澤智(30=リバーサルジム立川ALPHA)は47.45kgでともにアトム級リミットの48.05kgをクリアー。
黒部は1度目の計量で47.65kgとわずかにオーバーしたが、「着衣の誤差分なので問題なしです」と減量は順調だったと話す。対戦する前澤については「気合いが入っていましたね。強い相手だと思います。タイトルマッチなので追われる方はつらいです。自分もそうでした。ベルトを獲りに行く気合いが今までと全然違うので全力で迎え撃ちます」と、奪いに来る者の覚悟が見えたという。
計量直後のコメントでは「イーファイト(のニュース)で私が何でも持っているからズルいと言っていたけれど、私にはこれ(ベルト)しかないから。もし1週間入れ替わったら泣いて謝るくらいだよ。なので絶対これは渡せません」と、自分にはベルトしかないと主張。「何を言っているんだ、嫌味かしらと思いました(笑)」という。
9月のRIZINでは世界で活躍する浜崎朱加と女王対決を行ったが、浜崎の猛攻の前に1R4分45秒、アームロックで敗れた。
「落ち込みました。でも試合の展開的には圧倒されて負けましたが、自分がもっと気持ちを作っていけていたらもっと出来たと思う。でも、浜崎さんは私が格闘技を始めた頃にはもう第一線で活躍していたんですよね。それでもそこまで追いつけたので、追いつけない人ではないと思っています。もちろんチャンスがあればリベンジは狙っています。そのためにもベルトは手放せない」と、浜崎とのリベンジマッチにたどり着くためにも2度目の防衛に成功すると意気込む。
前澤とはその浜崎戦の前まで一緒に練習していた仲だ。「お互いに手の内を知っている部分もありますが、このタイトルマッチが決まってから対策している部分もあるので、そこはお互いに分からない」と、相手の裏をかくことも考えているようだ。
また、前澤は「スタミナモンスターのガス欠を皆さんに見せたいと思います」と予告したが、黒部は「逆に私は1Rで決めるつもりです。スロースターターを返上します」と、1Rから勝負に出ると予告した。
一方、前澤は計量を終えて「絶好調です」と断言。9月大会で次期挑戦者候補と目されていたパク・ジョンウンを破り、今回の挑戦権を手にした。そのパク戦を振り返り、「前はスタミナが切れるのが怖くてリングにやり残しが多かった気がしますが、この間の試合は全部置いてくることが出来ました。自分というものをみんなにも自分にも見せられた試合だったと思います」と、全力を出せたという。
計量直後のコメントでは「これまでの時間を全て格闘技と向き合って過ごしてきました。明日は黒部さんからベルトを獲って、格闘技と両想いになりたいと思います」と宣言した。
「格闘技といろいろな意味で向き合って、片手間ではなく寝る時間や食べる時間も全て格闘技に費やして準備して来れたと思います。総合格闘技を始めて7年ですが、今回の試合には一番の準備が出来た時間を過ごせたので、その全てを黒部さんにぶつけたいと思います。今までは追っかけていた片思いな形だったんですけれども、格闘家になったからには一つのステイタスとしてベルトを巻くのが結婚指輪のようなもの。7年間、片思いしてきましたがやっとプロに慣れたんじゃないかなって思います」
そして「黒部さんとの1戦目はデビュー3試合目ですぐ負けてしまって、上京してからの2戦目は負けましたが正直手応えを感じていました。戦えるなって。その時は寝技に対する恐怖、1試合目に負けた時の印象が自分を止めてしまう場面がありました。今回はだから過去の自分と戦う。自分に勝てれば黒部さんに勝てるんじゃないかなと思います」と、黒部に負けた過去の自分を超えたいと語った。
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