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【パンクラス】バレーボールでプロ20年のホッシャ「相手は流血のマドンナ?興味深いですね」

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2018/12/06(木)UP

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いかにもアスリートといった筋肉質で引き締まった身体

 12月9日(日)東京・新木場のスタジオコーストで開催の『PANCRASE 302』に出場する、外国人選手の公開練習が6日(木)都内にて行われた。

 パンクラス女子部門に初参戦を果たす“流血のマドンナ”こと鈴木万李弥(すずき・まりや/23=志村道場)と対戦する、シッジ・ホッシャ(41=ブラジル)はシャドーボクシングを行った後、同じチームのエジナ・トラキナス(28=ブラジル)とマススパーリング。最も得意としているというパウンドとともに、長い手足を絡ませてのチョークスリーパーなども披露した。

「私はだいぶ年齢がいっているので、今回日本に呼ばれたのは大きなチャンスだと思っています」とホッシャ。MMA(総合格闘技)を始めたのはわずか3年前で、その前に格闘技経験もなく「今の師匠と一緒に試合を見に行って、自分もやってみようかしらと思って始めたのがきっかけ。デビュー戦でKO勝ちして、そこから一気に面白くなりました」という。

 ホッシャは9勝5敗の戦績を持ち、前戦は判定で敗れているが、その前は6戦して負けなし。黒星はデビュー直後に3連敗を喫したのがほとんどだ。この年齢とキャリアの浅さからすると好成績だが、その秘密はアスリートとしてのバックボーンにあった。

パウンドが最も得意だと言い、今回もパウンドでのKO決着を予告

 格闘技を始める前は11歳からバレーボールをやっており、ブラジルではプロとして20年間も活躍。県大会では何度も優勝した実績を持つ。「バレーボールは団体競技で格闘技は個人競技なので、似たようなところはありません。あまり格闘技に役立つことはないですね」というホッシャだが、筋肉質の引き締まった肉体や反射神経・スピードなどはバレーボールで培ったものだろう。

 18歳差に関しても「年齢は問題ありません。ずっとバレーのプロでしたが年齢は意識したことがないんです。MMAでも自分より若い選手とばかり戦っているので、意識するところはないです」と全く気にしていない。

長い手足を巻きつけて得意のチョークスリーパー

 対戦する鈴木については「試合映像を見ました。身長は私よりも低いので、リーチの長さが私にとって有利。相手はキックボクサーですが、私は立ち技も寝技も出来るので自分の方が有利じゃないかな」と、自分の方が有利な部分が多いと分析。

 9勝のうち4勝がKO、1勝が関節・絞め技による一本勝ちとのことで、来日前はストライカー(打撃主体の選手)かと思われていたが、本人に聞くと「いいえ、私は柔術をやっているので寝技の方が得意です。一番得意なのはマタレオン(チョークスリーパー)。でもそれよりもパウンドが得意です」と、寝技系だと話した。

 鈴木には“流血のマドンナ”とのニックネームが付いていることを聞くと「それは非常に興味深いですね。日本人独特の頑張る姿勢が楽しみです」と、日本人の“根性”に興味がある様子だった。

「パンクラスは私が今まで出た大会の中で一番大きな大会です。世界的にも評価されています。私のMMAでの目標は行けるところまで行くこと。チャンスがあればそれをやることです」と、このチャンスを生かしたいと言い、「私は基本的には受け身の姿勢。状況を見て戦い方を考えます。でも、最終的には寝技で決着を付けたい。パウンドでKOします。殴りまくります」と宣言した。

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・“流血のマドンナ”鈴木万李弥の対戦相手がブラジルのストライカーに

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