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【イノベーション】勝っても負けてもKO決着の山口裕人が初の世界戦、元王者に短期KO宣言

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2018/12/13(木)UP

判定勝利狙いが「何故かTKO勝ちになってしま」ったという山口(左)8月のKNOCK OUTで

 12月16日(土)に開催される、Japan Kickboxing Innovation 認定『第5回岡山ジム主催興行』(岡山武道館)。元WBCムエタイ日本スーパーライト級王者の山口裕人(山口道場)が、WPMF世界スーパーライト級暫定王者の決定戦に挑む。

 対するはKNOCK OUTで梅野源治や森井洋介と激闘を繰り広げたワンマリオ・ゲーオサムリット(スペイン)。ワンマリオは元WPMF世界ライト級王者でもあり、二階級制覇を狙っている。

 海外選手との対戦は、2016年のS-CUP1回戦でのザカリア・ゾウガリー戦(ザカリアは山口を下し、S-CUP優勝)以来という山口。「こんなにゴテゴテの外人、久しぶりだから楽しみっすわー」と臆することなく笑う。

梅野源治と判定決着まで持ち込んだワンマリオ

 今回は山口にとって初の世界戦。相手のワンマリオの印象を「最初は、あんま動かんと後半から勝負のスロースターターって感じっすね。」と分析。「せやから、その前(エンジンがかかる前)に倒しますよ!」と即効勝負で決めにいくという。

「ダウン獲られる前に倒したろうって。圧勝!」と、やられる前にやるの精神でKO勝利を狙うか。

 山口は激闘派として知られ、現在は11試合連続で勝っても負けてもKO決着。前戦10月のホーストカップでは元王者の麻原将平にTKO負けしているが、8月のKNOCK OUTでは英雄伝説王者・マサ佐藤にTKO勝ちしてするなど、常に観客を沸かせる試合をする。だが「KO勝ちを狙ってリングに上がったことは一度もないんですよ」と語るが、初の世界戦では倒して勝つと宣言した。

逆転TKO勝ちする山口

「自分でも呆れるくらい攻撃力ないって思うとるんですよ。他の選手と比べてもパワーがあるわけでもない。ひたすらイクだけ。でも『僕にしかできない試合だって自負はあります!」と語る山口。ファンに向け「しっかり名前、憶えて帰ってくださいねー!忘れられなくなるようなヤツしますんで!」と意気込んだ。

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