【K-1】卜部功也vs林健太の同門対決でタイトルマッチ
2019年3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される年に一度のビッグマッチ『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K’FESTA.2』の記者会見が、12月27日(木)都内にて行われた。
K-1ではほぼ毎大会トーナメントが行われてきたが、今大会ではトーナメントは無し。全試合ワンマッチとしてタイトルマッチ、スーパーファイト(ワンマッチ)、日本vs世界7対7マッチが大会コンセプトとなる。
会見で最初に発表されたのは、K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチとして王者・卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に第3代Bigbangスーパー・ライト級王者の林健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)が挑戦する。
卜部は2015年1月にK-1スーパー・フェザー級初代王座決定トーナメントを制して初代王者に。2016年9月には同級世界最強決定トーナメントでも優勝を果たし、2018年3月には初代王者ウェイ・ルイをKOして第2代K-1ライト級王者となって2階級制覇を達成した。今回が初防衛戦。
林は2017年9月にBigbangスーパーライト級王座を獲得し、その後はゴンナパー、安保瑠輝也ら強豪の壁にぶち当たったが、12月8日に大阪で行われた「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」でニコラス・ギャフィー、篠原悠人、大沢文也を破って優勝。この優勝が今回の挑戦権獲得につながった。
両者ともにK-1 GYM SAGAMI-ONO KREST所属で同門の先輩・後輩となるが、今回から林の所属にはFSGの文字が入った。「2つに所属しています。FSGは今練習しているフライスカイジムで、功也君は昔からの先輩ですが、最近はあまりKRESTには行っていなくて同門って感じがしないので、全力で獲りに行きます」と下剋上を叩きつける。
卜部は「前回大阪で、後輩である健太が優勝して。本当なら僕も出場するはずでしたが、怪我で出られず悔しい気持ちで見ていました。3試合とも素晴らしく強い試合をして勝ち上がって王者になったので、挑戦者としてふさわしいと思っています。僕自身も負けられないですし、譲る気もないので、どっしり構えて横綱相撲をしたいと思います」と、受けて立つと答える。
同門対決ということに関して卜部は「同門ですよね。後輩です(笑)。KRESTになる前のジムから一緒ですし、知り合ってからけっこう長いですね。健太のお兄ちゃんの将多も同世代ですし、昔から知っていたので気持ちとしては複雑ですが、今の総本部の代表である梶原龍児さん(元同門の先輩)とも戦っていますし、何と言っても兄と戦っています。もう慣れたって感じですね。兄と2回やって、それ以上はない。一対戦相手として気を引き締めてやるだけです」と、実の兄・弘嵩と2度戦ったことと比べれば同門対決も気にならないと笑った。
お互いの印象を聞かれると林は「僕も功也君はパーフェクトファイターだと思う。9割勝てないって言われていますが、ファイターとしてだけではなく、一人の男としてそういうことを言われるのは悔しい。奥さんと子供がいて家族と会う時間もなくて、子供が『パパはずっといない』って言うんですよ。そんなこと言わせて負けたら、顔を合わせられない。ほんまにこの前も頑張って結果を出せたので、今回もほんまに頑張って強いところを功也君相手にリングで見せたい」と、圧倒的不利の予想を覆したいという。
さらに「もちろんトーナメントで優勝できたことは自信になりました。でも、あの3人と功也君ではレベルが違うと思っています。いつも本気ですが、今回はマジで頑張るので僕の拳は怖いと思います」と、得意のパンチに自信を見せた。
卜部は「気持ちが強くて覚悟を持っていて素晴らしいファイターだと思っています。だけど僕も来年3月でデビュー10周年になるので、ずっとトップ戦線を走って来た自負がありますし、プライドもあるし、何が何でも勝ってやるって気持ちがある。あとは現状に満足していないので、もっともっと強くなりたいし、こんなところにいちゃダメだと自分で思っているので、自分の理想に近づけるように頑張るだけです」と、林を評価しながらもその先を見ていると話した。
また、怪我の回復について卜部は「だいぶよくなりました。通っている治療院の先生に頑張ってもらってふくらはぎの状態もよくなってスパーもしているし、思い切り蹴れます。また来月には海外に行って、そこでスイッチを入れて追い込もうと思っています」と、試合に影響はないとした。
●編集部オススメ
・卜部功也が体重オーバーの王者ウェイ・ルイをKO、二階級制覇を達成
・ダウンの応酬で林健太が4度ダウン奪いTKO勝ち、トーナメント制覇
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