【ボクシング】王者・伊藤雅雪が笑顔で計量クリア、ジム会長「今までで一番いい」
12月30日(日)に大田区体育館で開催されるトリプル世界戦のメインで、WBO世界スーパーフェザー級王座を初防衛する伊藤雅雪(27=伴流)と、挑戦者で同級1位のエフゲニー・チュプラコフ(28=ロシア)が29日に都内で前日計量を行った。
伊藤は58.9㎏、挑戦者チュプラコフは300gアンダーの58.6㎏で問題なくクリアした。
今年7月に日本人として37年ぶりに米国での世界王座戴冠を成し遂げた伊藤は、晴れやかな笑みをたたえて挑戦者と握手した。
挑戦者チュプラコフは以前、世界6階級制覇のマニー・パッキャオやアミール・カーンのスパーリング・パートナーを務めており、今回もパッキャオの元トレーナーであるフレディ・ローチのワイルドカード・ジム(ロサンゼルス)で特訓を積んできた。小柄ながら、パッキャオのような素早いフットワークで飛び込んで、左のボディ・フックを連打するスタイルだ。
プロで20戦全勝10KO、本人は正確な試合数を覚えていないというがアマで約150戦の戦歴を持ち、プロでもアマでも一度もダウンさせられたことがないという打たれ強さを誇る。
だが伊藤はKOパンチャーを量産する伴流ジムに所属し、“爆腕”と呼ばれる元全日本キック&KRUSH王者の“レジェンド・キックボクサー”大月晴明の後輩でもある。伴流ジムの団 太路会長は「今まで一番いい状態。前回の米国での試合では、日本と環境が違うので減量に苦労したが、今回はスムーズにいった」と穏やかな顔で言う。
「伊藤は最初の頃は得意の右ストレートにばかり頼っていたが、今はコンパクトに3、4発目が出るようになった」と弟子の成長ぶりを評価。「年末興業のメインイベントなので、それにふさわしいKOで勝ってくれると嬉しい」と期待する。
ロシアからの“最強の刺客”を相手へキャリア初のダウンを見舞い、豪快KOで初防衛なるか。
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