【ボクシング】京口紘人、先輩田口の敵討ちなるか「簡単な試合にはならない」と王者ブドラーを警戒
大みそかにマカオで行われるトリプル世界戦の前日計量が30日、試合会場である現地のマカオのウィンパレスにて行われた。
WBA世界ライトフライ級(48.9キロ以下)タイトルマッチで同級のスーパー王者・ヘッキー・ブドラー(30=南アフリカ)は48.4kg、挑戦者で同級1位・京口紘人(25=ワタナベ)は48.8kgと、ともにアンダーで計量をパスした。
ブドラーは今年5月に京口と同じジムの田口良一からベルトを奪い世界2階級制覇王者となった男で、プロ戦績は32勝10KO3敗。
一方、挑戦者の京口は、京口は昨年7月、IBF世界ミニマム級タイトルを獲得。国内最速のプロデビュー1年3カ月での世界王座獲得だった。その後、2度の防衛後、今年8月に王座を返上。ライトフライ級への転向した。京口は、これに勝てば2階級制覇となる。
計量をパスした京口は百戦錬磨の王者・ブドラーについて「年齢も30歳だし、まだ下降気味というわけでもないので、彼のキャリアが活きてくると思う。簡単な試合にはならない」としながらも「チャンスがあれば倒したいが、とにかく勝ちにこだわる。調子は100%いい。マカオでの調整はバッチリ。しっかりリカバリして100%出せるようにしたい」と意気込んだ。
また、同じくトリプル世界戦に出場する井岡一翔はWBO世界スーパーフライ級王座決定戦で日本人初の4階級制覇に挑む。相手は同級1位ドニー・ニエテス(36=フィリピン)。ニエテスも勝てば4階級制覇となる。
そしてIBF世界フライ級タイトルマッチでは、世界初挑戦となる同級15位・坂本真宏(27=六島)が王者モルティ・ムザラネ(36=南アフリカ)に挑む。坂本は「映像で見る限りは大きくも感じたがいざ会ってみたら同じ人間だと思った。変な緊張感もないのでしっかりリカバリーしてリングに上がるだけ。最高の年越しにしたい」とコメントした。
上記6名は前日計量を無事にクリア。本日大みそか、果たしてこのトリプル世界戦で日本人の新王者の誕生なるか。
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