【RIZIN】ヒョードル擁する米ベラトールと交流、年末に全面対抗戦も
12月31日(月)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.14』の全試合終了後、榊原信行RIZIN実行委員長が記者会見を行った。
2018年11月の記者会見で、UFCに継ぐ規模を誇るアメリカのMMA(総合格闘技)プロモーションであるBellator(ベラトール)とRIZINが全面的なアライアンス(提携)を組んだことが発表された。
その第一弾として大みそか大会にはベラトール世界バンタム級王者ダリオン・コールドウェル(30=アメリカ)が参戦、堀口恭司(28=アメリカン・トップチーム)とRIZINバンタム級タイトルマッチ(初代王座決定戦)を争い、堀口を苦しめて好試合を演じている。
榊原委員長は「ベラトール代表スコット・コーカーの英断があって2つの組織が垣根を越え、トップ同士をぶつけ合いました。そこには大きなリスクがあります。でもリスクをとらないと何も生まれない。そういう意味で、素晴らしいキックオフが切れた」と、交流に手応えを感じたとコメント。
今後は先陣を切って堀口が2019年上半期にもベラトールに参戦するほか、RIZINのファイターたちがベラトールに参戦し、ベラトールのファイターたちがRIZINに参戦するという交流が行われていく予定だ。
「スコットとも話して、悔しそうでした。ダリオンはリングに慣れていないところもありましたし、ケージ(金網で囲まれた試合場)で戦えばまた違う展開になると思います。ベラトールでの両者のリマッチが俄然見たくなるような試合になったと思います」と話すが、「積極的に選手をトレードし。トップアスリートがRIZINとベラトールを行き来することになります。でもベラトールのレベルに達しているRIZINの選手、ベラトールのトップに絡んでいける選手は少ないのが現状」と、初戦は堀口が勝利したが、今後に関しては厳しい戦いになると予想する。
そして「ベラトールの選手には4月(21日・横浜アリーナ)にも出てきてもらうつもりでいます。全面的に交流させていきますし、最終的には全面対抗戦を年末に出来るといいねと言っているので、RIZIN選抜とベラトール選抜の5vs5、7vs7マッチを日本にベラトールの選手を招き入れてやらせていただければいいなと思っています。また、スコットとは合同興行で日本からも行きやすいハワイ大会をやろうということも考えています」とのプランも明らかにした。
ベラトールにはエメリヤーエンコ・ヒョードル、ヴァンダレイ・シウバ、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン、ゲガール・ムサシなど日本でもお馴染みのファイターたちが多数おり、両プロモーションの交流で夢のカードが次々と実現しそうだ。
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