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【RIZIN】堀口恭司が大みそか秘話、劣勢に見えたのも「作戦だった」

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2019/01/08(火)UP

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大みそかベストバウトの呼び声も高い一戦で、初代RIZINバンタム級王座に就いた堀口

 1月7日(月)に放送された、高田延彦RIZIN統括本部長(56)がMCを務める浅草九スタch.のインターネット配信番組『髙田横粂の世相談義』に、初代RIZINバンタム級王者・堀口恭司(28=アメリカン・トップチーム)がゲスト出演した。

 堀口は12月31日(月)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.14』で、Bellator世界バンタム級王者ダリオン・コールドウェル(31=アメリカ)とRIZINバンタム級タイトルマッチ(初代王座決定戦)を争い、3R1分13秒、フロントチョークで一本勝ちを奪い初代王座に就いた。

 番組になぜかチャンピオンベルトを持参しなかった堀口。その理由を聞かれると「あのベルトはがちゃがちゃに壊れていて、修理のためRIZINさんに預けています」と、早くも壊れてしまったからだと笑う。

身長差はあとで写真を見て感じたという

 タイトルマッチを振り返り、オールアメリカンに2度選出されたレスリングをバックボーンに持ち、堀口より13cmも身長が高かったことについて「(抑え込まれることは)気にしていなかったですね。負けるわけないだろうと自分は思っていたので。空手時代からデカい選手とやっていたので。向かい合った時も“こんなもんか”と思っていました」と、相手の長所は全く気にならなかったと言うが、「でも、あとで写真を見た時にこんなに(身体の大きさが)違うのかってビックリしました」とも。

 練習については「相手はレスラーなので寝かされても立つ、極められないようにする防御から入ってその後にどう返していくかをやってきました」と言い、テイクダウンを完璧に防ぎきるのは難しいので「寝かされてからの返しを考えていた」と話す。

「自分はバランスをとって座っているだけ。相手は寝かせようとして全力を使っていた」と明かした

 1R・2Rともにコールドウェルがテイクダウンを奪って上のポジションをキープし、堀口劣勢に見えていたが、堀口は「作戦だった」と明かした。

「自分は(マットに)背中を付けられないようにバランスをとって座っているだけなので、体力は全然削られない。でも向こうは寝かそうとして全身の力を使っているので削れていく。体力の減り方が全く違うんです。無理やり立ってもまた倒されるので、そうなると自分の体力が削られてしまう。だったら相手に体力を使わせて、自分はコツコツと殴っていった方がいいと考えていました」

相手がバテるのを待って狙っていたフロントチョークをズバリ極めた

 フィニッシュとなったフロントチョークも「過去の映像を見て、1度だけ負けていた試合があってそれがギロチン(フロントチョーク)だった。それで自分もギロチンでいこう、と。この時はも相手がバテバテでした。相手は多分、もう判定で勝とうと思ってくっついているだけだったので、これは(チャンスが)来たな、と」と冷静な判断で狙っていた。

 次は相手のホームである『Bellator』(ベラトール)に乗り込んで、コールドウェルが持つタイトルに挑戦したいと堀口。「ベラトールはケージ(金網で囲まれた試合場)なので立ち上がりやすく、全然やりやすい。自分は立ち技がメインなのでケージの方がやりやすいですね、。せっかくベラトールのチャンピオンがわざわざ日本に来てくれたので、自分も行かないとダメかなと思うので行ってベルトを獲って来ます」と二冠王宣言した。

 高田統括本部長は、堀口がベラトールに上がるのは「半年から1年先くらいかな」とし、RIZIN王座の防衛戦について「世界中にまだまだ(強い選手は)いるでしょう。堀口選手がベルトを巻く立場になった以上は、この情報社会ですから彼にふさわしい相手でないと見る側も納得できない。堀口選手が脅威に感じる、互角に戦える選手に名乗りを上げて欲しいし、我々も探していきます」とした。

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・堀口恭司が劣勢からの劇的一本勝ちで初代王座に就く

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