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【RISE】梅野源治が世界トーナメントに電撃参戦

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2019/01/17(木)UP

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日本ムエタイのトップ、梅野源治が世界トーナメントに電撃参戦

 3月10日(日)東京・大田区総合体育館で開幕する、優勝賞金1000万円のRISE世界トーナメント『RISE WORLD SERIES 2019』の記者会見が、1月17日(木)都内にて行われた。

 今大会で行われる-61kg世界トーナメントに、元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者・梅野源治(30=PHOENIX)が電撃参戦することが発表された。

 日本ムエタイ界の至宝である梅野は、得意のヒジ打ちと首相撲を封印してのキックボクシングルールに過去3度挑んだことがある。一度目は2012年10月のK-1 GLOBAL主催大会で現RISEライト級王者チャンヒョン・リーにダウンを奪われて判定負け(タイ人以外では唯一の負け)、二度目は2013年1月にRISEでキム・スンヨルにKO勝ち、三度目は同年3月にリーとの再戦で判定勝ちした。

 日本人初のルンピニースタジアム王者を目指していた梅野が、なぜRISEに参戦したのか。その理由を次のように語った。

「RISEに参戦するということでファン、関係者に驚きがあると思いますが、僕の中では夢はブレていません。格闘技を始めた頃、世界で一番強くなりたいと思ったことはブレていないし、ムエタイのベルトも狙っていきたい。その中でこのトーナメントには世界の強豪がそろっている。RISEがこういう大きな舞台を開催すると聞いて、ムエタイだけで一番になるよりも、ヒジ、首相撲なしでも対応できる梅野を皆さんにお見せしたいと思いました。

 以前は2012年のK-1(GLOBAL)でチャンヒョン・リーに負け、RISEにリベンジをしたい想いを伝えたら韓国の王者にも勝ってリーとのリベンジマッチを組んでもらった感謝の気持ちもあります。-61kgトーナメントではヒジ、首相撲が無い状態で力をお見せして、RISEと梅野の名前を世界的に高いものにしていきたいと決意したので、このリングに立たせてもらいます。1回戦の対戦相手は強豪ですが、期待していて欲しいと思っています」

 1回戦の対戦相手はル・ジュン(23=中国)に決定。ジュンは「KNOCK OUTアジアトーナメント」に参戦が決定していたが、無念の欠場。実力急上昇中の中国にあって『EM LEGEND』や『武林風』などの中国キックボクシングイベントで数々のタイトルを獲得している実力者だ。8つのタイトルを獲っており、「中国で人気があり、長い手足で打ち合う選手です。身体も強い」とは小野寺力KNOCK OUTプロデューサーの談。

 梅野は「2試合見ましたが、タイのブアカーオの弟子のテクニシャンといい勝負をしていました。手足も長く攻撃をよく当てていてディフェンスもいい。トータルで強い、総合力がある選手です。ベースはムエタイ。どの技にも気をつけないといけない」と高評価したが、「僕もいろいろなタイプの選手とやっていますが、実際に試合をしてみないと分からないので、イメージを固めず柔軟に対応していければと思っています」とした。

 気になるムエタイルールとRISEルールの違いについては、「ムエタイとRISEは距離感も違うし、採点基準も変わってくる。パンチの練習は必須ですが、一番違うのはステップだと思っています。ムエタイはべた足でアップライトで構えますが、そうするとパンチをまとめられる。距離感も変わってくるのでヒジを打っていた距離でパンチを打たないといけなくなる。組めないからヒザや蹴りを合わせようかと考えています。

 距離感が一番違うと思うので、距離によってパンチを多めに練習しています。でも僕は元々パンチ一辺倒で倒すスタイルではなく、蹴りを使いながらのパンチなので、今まで通り全部のレベルを上げていく練習内容にしていきます」と話した。

-61kgトーナメントに出場する日本人は3名。(左から)裕樹、大雅、梅野

 また、誰と戦いたいかとの質問が飛ぶと、同じトーナメントに出場するRISE三階級制覇王者・裕樹(36=ANCHOR GYM)が「同じブロックの梅野選手とぜひともやりたい。もう戦う機会はないと思うのでぜひやりましょう」と対戦を熱望。

 それを聞いた梅野は「ごめんなさい。僕はセクサンとやりたいです」とラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者セクサン・オー・クワンムアン(タイ)の名をあげた。

「セクサンとは2015年9月にやって判定で負けているので、トーナメント参戦理由のひとつはセクサンが出るからです。ルールは違いますが、決勝でやりたい。でも、トーナメントはどの選手が来ても強いと思っています。チャンヒョン・リーには勝っているからいいので、(1回戦でリーと対戦する)裕樹選手に勝ってもらって裕樹選手とぜひやりたい」と準決勝での裕樹戦を梅野も望んだ。

 続けて、「大雅選手は1回戦でセクサンと戦いますが、大雅選手の試合は以前から見ているので、ムエタイは立ち技で世界最強と言われますが、僕はルールが違うので一番強いことは無いと思っています。セクサンもしっかりした覚悟を持って来ないと大雅選手に負けてしまうと思っています。セクサンとやりたいですが、勝ち上がった選手とやって優勝します。そして世界で立ち技最強はムエタイでもキックでもなく、世界最強は梅野源治だと証明できればと考えています」と、優勝に自信をのぞかせた。

<決定対戦カード>

▼RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament(Aブロック)1回戦 3分3R延長1R
大雅(TRY HARD GYM/元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者)
vs
セクサン・オー・クワンムアン(タイ/ソーソムマイジム/ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者、2015年ラジャダムナンスタジアムMVP)

▼RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament(Aブロック)1回戦 3分3R延長1R
ヘクター・サンチアゴ(ブラジル/WAKOサウスアメリカ王者、WGPライト級王者)
vs
調整中

▼RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament(Bブロック)1回戦 3分3R延長1R
チャンヒョン・リー(韓国/RAON/RISEスーパーフェザー級王者)
vs
裕樹(ANCHOR GYM/RISE三階級王者)

▼RISE WORLD SERIES 2019 -61kg Tournament(Bブロック)1回戦 3分3R延長1R
梅野源治(PHOENIX/元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者)
vs
ル・ジュン(中国/盛力人和/2017年EM LEGEND-65kg王者)

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