【RISE】ムエタイ超強豪との対戦を志願した大雅「自分だけは自分を信じて戦いたい」
3月10日(日)東京・大田区総合体育館で開幕する、優勝賞金1000万円のRISE世界トーナメント『RISE WORLD SERIES 2019』の-61kg世界トーナメントの組み合わせが発表された。
優勝候補と目されているラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者セクサン・オー・クワンムアン(29=タイ)の1回戦の相手は、元K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・大雅(22=TRY HARD GYM)に決定。大雅はセクサン参戦決定と同時に「1回戦でやりたい」と熱望し、RISEが即決した。
大雅は「1回戦からやりたかった選手とやれるのを嬉しく感じています。最近、結果を出していないので周りにどう思われているか分かっているし、僕が勝つと思っている人はいないと思いますが、自分だけは自分を信じて戦いたい」と、予想を覆すと意気込む。
セクサンのことは「頑丈でガンガン前へ来る選手」と評すが、「雑なところもあるのでチャンスはあると思っています」とつけ入る隙があると見ている。トーナメントの先のことは考えていないようで「(トーナメントで当たるのは)誰でも言いです。決まっているセクサンに必ず勝ちたいです」と、この一戦に集中するという。
一方、セクサンからは「今回の試合はムエタイ選手の代表として全力で頑張りたいと思います。大雅、調子はどうだ? 俺は調子はいいぜ。全力で試合に臨むからしっかり仕上げて来い」とのメッセージが寄せられた。
もう1人の日本人選手、RISE三階級制覇王者・裕樹(36=ANCHOR GYM)は、1回戦でRISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リー(26=韓国)と対戦。両者は2017年7月に対戦し、リーが2Rに3度のダウンを奪ってKO勝ちしている。このカードは裕樹が王座挑戦権を獲得しているためタイトルマッチで行われる予定だったが、トーナメント1回戦として行われることに。
裕樹は「僕はRISEという団体の出発から見てきて、文字通りRISEが上昇していく中で、いったん引退を決意しましたが、僕自身まだ努力して上昇して行きたい気持ちがあります。RISEで戦ってきた選手たちがいたからこそ、世の中の厳しさも知れましたし、一度挫折しても負けてもまた強くなって立ち上がればいいことも学んできました。
年齢的なものもあります。日々努力してトレーニングしていますが、出来ないことが多かったり、苦手なことが出てきたり、苦しんではいます。でもひとつひとつの穴を埋めていった時に人としてどう成長していくか楽しみだし、ファイターとしてどういうローキックが蹴れるかワクワクしています。
ここに座っているファイターもそうですし、世界には強くてカッコいい人たちがいっぱいいます。そういう人たちを倒していきたい。それが挑戦だと思っているし、格闘技の醍醐味は下克上だと思っているので、それをこの世界トーナメントの舞台で見せたい」と、ベテランとしてもがきながらも世界に挑戦したいとのアツい想いを語った。
再戦となるリーについては「パンチが強い印象がありますが、それ以外はそんなに印象に残らなかった。穴もその時に発見しました。今はKNOCK OUTで頑張っていますが、情報が入るので僕としてはその映像を見たい。穴をついていければと思いますし、僕がどれだけ追いつけたか、彼がどれだけ引き離したのかが楽しみです」とした。リーは現在『KNOCK OUT』で開催されているアジアトーナメントにも参戦しており、両トーナメント制覇を狙っている。
リーは「現在、私はKNOCK OUTトーナメントに参加していますが、RISE WORLD SERIESとKNOCK OUTの両方で優勝します。現RISEチャンピオンとして、私は強くてエキサイティングな戦いを見せます。私は日々、激しく鍛錬しています。私の戦いを楽しみにしてください」とのメッセージを寄せた。
1回戦のもう1カードは、中国のビッグイベント『KUNLUN FIGHT』推薦選手として出場するWGPライト級王者ヘクター・サンチアゴ(25=ブラジル)vs後日発表選手。サンチアゴは“ザ・ダイナマイト”の異名を持ち、ボクシングで培われたパンチを武器に36勝のうち20勝がKO勝ち。また、RISEで那須川天心と対戦したイグナシオ・カプロンチをローキックでKOしたこともある。
●編集部オススメ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】