【RIZIN】2年ぶり参戦の伊藤盛一郎「ケイプは首を洗って待っていろ」
4月21日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『RIZIN.15』の記者会見が、2月8日(金)都内にて行われた。マネル・ケイプ(25=アンゴラ)vs第3代ZSTフライ級王者・伊藤盛一郎(25=リバーサルジム横浜グランドスラム)が決定。
ケイプは2012年5月にポルトガルでプロデビューし、2017年10月からRIZINに参戦。山本アーセンを左ハイキックでKO、イアン・マッコールをヒザ蹴りでTKOして注目を集めた。その後は堀口恭司、朝倉海に連敗を喫するも中村優作に一本勝ち。大みそかには佐々木憂流迦に判定負けを喫したが、佐々木と堀口に「強い」と言わしめた。
伊藤は柔道出身で、高校卒業後にMMA(総合格闘技)を始めて2012年5月にデビュー。2015年2月にはTKO勝利でZSTフライ級王座を奪取した。RIZINには2017年4月に初参戦し、才賀紀左衛門に勝利。同年9月にZST王座を返上し、主戦場をRIZINに移そうとした矢先、怪我に見舞われて長期欠場の不運に見舞われた。昨年10月に復帰戦を行うも現フライ級王者・竿本樹生に敗れ、戦績は12勝2敗2分となった。
会見に出席した伊藤は「今回2年ぶりのRIZIN出場になります。2年間、怪我とかで上手くいかないことがあって辛い時期でしたが、RIZINに戻ってこれて嬉しく思います。格闘技を始めて8年経ちますが、その8年の全てを懸けてぶっ倒したいと思います。ケイプには首を洗って待っていろ、と伝えてください」とやる気に満ちたコメント。
ケイプについては「フィジカルが強く、黒人選手特有のバネのある動きをする。今までやってきた中で一番手強い相手だと思っています」と最大限の警戒をしている。
会見ではケイプから次のようなメッセージが読み上げられた。
「対戦相手のことを十分に研究した上で言わせてもらうが、ライオンはウサギを敵とも思わない。対戦相手はたしかに素晴らしい素質を持ち合わせたヤツだが、俺の相手ではない。俺の本来の敵は自分で負けたと分かっていながら卑怯にも勝ちを受け入れて日々を過ごしているヤツだ。目の前の試合は俺が勝利マイクでそいつを呼び出すための前座にしか過ぎない」
これを聞いた伊藤は「気にしない」と挑発には乗らないとし、「そのウサギにやられるお前はどうなんだと思う」と強気に言い放った。
そして「前回の試合は負けましたが、どこも怪我はなく大丈夫です。前回は気持ちの面で腹をくくれていなかった。今回は試合で鼻が折れようが腕が折れようが、最後まで戦い抜く覚悟を作って試合に臨みたいと思います」との決意を語る。
榊原信行RIZIN実行委員長は「盛一郎は何度も出したいと思ってたんですが、怪我が多くて2回くらい怪我で試合が流れました。世界的になくなっているフライ級ですが、日本には体格的に合っていいと思っているので、フライに選手を集められればと思っています。その階級を騒がせるセンターに誰が座るのか。盛一郎vsケイプが気を吐く試合になって、その階級で試合が見たいとの熱が生まれてくれば熱が付いて来るし、我々もその方向に走れます。堀口恭司のような存在がフライ級に生まれてくれれば」と、今後のフライ級活性化は伊藤にかかっていると期待を込めた。
伊藤は「年末対戦する予定だった朝倉海選手と、佐々木憂流迦選手に興味があります」と、すでにRIZINで活躍中の両者の名前をあげた。
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