【ボクシング】ギャンブラー木村翔が「お金以上の夢」を抱いて再起
昨年9月に田中恒成(23=畑中)との3度目の防衛戦に敗れ、WBO世界フライ級王座から陥落していた木村翔(30=青木)が、2月19日(火)都内の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局にある計量会場にて、再起を正式表明する会見を行った。
「負けたらやめる。そういう気持ちで毎試合に臨んできましたから、もうボクシングはやりたくない」
田中に判定負けを喫した直後の控え室で、そう引退をほのめかしていた木村だが、明確な去就はその後も明言していなかった。それから1カ月が経つと、後輩の練習相手や試合のサポートに顔を出すようになり、本格的な練習を再開するまでに大きな時間を要さなかった。
「昔から応援してきてくれた人はもちろん、前回の試合では知らない人が名古屋までいっぱい応援しに来てくれたことも励みになった」と言った他、「日本のシンデレラマン」として木村を崇める中国のボクシングファンたちからのメッセージもありがたかったという。
再起第1戦も中国での試合を検討中で、今後戦いたい相手には「井岡一翔選手(同世代の出世頭)とゾウ・シミン選手(再戦)」と以前と変わらない2選手を挙げた。
プライベートでは、とにかく競馬が大好きでファイトスタイルも豪快。そんなギャンブラータイプの木村だが、今の胸中にはこんな思いがあるという。
「金なんてあとからついてくる。今はチャンピオンベルトが欲しくて、弱点補強の練習に専念しています。挑む王座は団体も階級もこだわりがありません」と、今一番欲しいものはチャンピオンベルトだと語った。
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