【ボクシング】谷口将隆「もう一歩の勇気」で勝ちに行く、計量は両者一発クリアー
2月26日(火)東京・後楽園ホールで行われるWBO世界ミニマム級タイトルマッチの調印式&前日計量が、25日(月)都内にて正午より実施された。
調印式とグローブチェックを終え、会見に臨んだ王者ビック・サルダール(28=フィリピン)は「心身ともに体調万全で明日を迎えるだけです。よくトレーニングしてコンディションを整えたので、自分たちの作戦通りの試合を見せて、いいパフォーマンスを見せたいと思います。谷口選手は非常に強くていい選手だと分かっているので、明日は警戒して戦います」とコメント。
挑戦者・谷口将隆(25=ワタナベ)は「もうちょっと緊張すると思ったんですが、するべきことは全部出来て万全の体勢なのでリラックスしています。あとは計量してリカバーして、明日世界チャンピオンになるだけです。周りの人からすればプロ3年目、14戦目なので(世界挑戦は)早いと言われます。でも自分は同期の京口(紘人=WBA世界ライトフライ級スーパー王者)が1年3カ月で世界王者になってその背中を追っていたので遠回りしたと思いますが、いいタイミングで世界挑戦の話がきたのでよかったです」と意気込む。
サルダールについては「日本ではお馴染みの選手ですし、強いのは承知の上。でもやるべきことをちゃんとやって、明日は自分が強いことを証明します」とし、「今までは技術的な試合が多かったんですが、明日は技術にプラスして気持ちと破壊力も見せていきたい。ボクシングを始めて13年、これまで一番になったことがないので明日は一番だってことを証明します」と、これまでとは違ったボクシングを見せたいとした。
「筋肉がだいぶ増えて代謝も上がりました。減量は順調すぎましたね。(筋肉が)大きいまま減量できたので筋肉もある程度残っています」と、昨年夏から始めたフィジカルトレーニングでパワーもアップ。
「攻撃力が付いたと思います。今までは防御する逃げ戦法だったので、今回はもう一歩の勇気を持って当てに行きます。そこがカギになる。それが出来てこそ世界チャンピオンですし、心技体を全部揃えて乗り越えて行かないと世界には届かないと思います」と、文字通り“心技体”で勝負すると話した。
会見後の計量では、サルダールが47.6kg、谷口は100グラムアンダーの47.5kgでそれぞれ計量をクリアー。
サルダールは47.62kgで20グラムオーバーだったが、履いていたタイツの重さ(通常50~100グラム)を考慮してのパス。本来なら全裸になって計量するところだが、立ち合いの関係者が認めた。計量に立ち会った渡辺均ワタナベジム会長は「ウチはチャンピオンに敬意を表して優しくします」と笑う。
サルダール本人は「予定通りリミットジャストでした」と言い、「谷口選手はちょっとウェイトが軽いがお互い仕上げているので問題ない」と語った。
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