【K-1】王者カリミアンの挑発に加藤久輝が激怒、乱闘騒ぎに発展
3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K’FESTA.2』の公開計量&記者会見が、9日(土)都内にて13:00より行われた。
第5試合のクルーザー級タイトルマッチに出場する、王者シナ・カリミアン(30=イラン/WSRフェアテックス・イラン)はリミットジャストの90kgで、挑戦者・加藤久輝(36=ALIVE)は89.3kgで両者計量1発クリアー。前回の会見では静かに火花を散らしていただけだったが、向かい合うとカリミアンが加藤の頭を触って挑発。予想もしなかった乱闘騒ぎに発展した。
加藤は大道塾の総合武道・空道で全日本体力別選手権5連覇、全日本無差別選手権3度優勝。2015年からはアメリカの『ベラトール』に定期参戦。今年6月、K-1に初参戦し、上原誠を延長戦の末に下すと、11月大会ではRUIに1Rで圧巻のKO勝利を収め、マイクでタイトル挑戦をアピール。今回念願のタイトル挑戦となった。
対するカリミアンは、130戦以上のアマチュア経験を持ち、アマチュアでは5度世界王者に輝いた強豪。9月に行われた「K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント」に参戦し、2メートルの長身を生かしたリーチと多彩な足技を武器に制覇し王座に輝いた。今回が初防衛戦となる。
加藤は計量時に挑発されたことに、苛立ちを隠せない様子で「コンディションはいい感じです。元々倒そうと思っていたが、さっきのことがあったのでぶっ飛ばしてやりたい。イランまで帰してやろうかと思っています」と怒りのコメント。
「(カリミアンの)コメントは上手じゃないし、態度が悪い。(カリミアンは)チャンピオンにふさわしくないので、明日は勝つしかないです」と改めて勝利に意欲を見せ「明日はベルトが懸かっているので、総合格闘家であると同時にK-1王者になります」と王座獲りを宣言した。
ここまで冷静を貫き、加藤を全く相手にしてこなかったカリミアンだが「笑うしかないです。明日の試合がとても楽しみになりました。なぜなら試合後の彼の顔が見てみたいから」と不敵に笑い「力強く新たな試合を見せたいと思っているので、皆さんを喜ばせる戦いをします」と、これまでと全く違う挑発的な言葉を浴びせた。
さらに、加藤がカリミアンをチャンピオンにふさわしくないと発言したことに対しては「私が前回のトーナメントで、3試合立派な選手と戦ったのを、あなたは見ていないのでしょうか? それで私にその(カリミアンがチャンピオンにふさわしいという)資格がないと思っているのでしょうか?」と返答した。
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