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【RISE】那須川天心“天心キック”は練習して狙っていた

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2019/03/11(月)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

那須川は右へ倒れ込みながら右手をマットに着き、左ハイキックを放った。これが天心キック

 3月10日(日)東京・大田区総合体育館で開催された『RISE WORLD SERIES 1st Round』のメインイベントで、フェデリコ・ローマ(アルゼンチン)を3R1分35秒、KOした那須川天心(TARGET/Cygames)が試合を振り返った。

「KOで勝てて良かったなと思いました。周りの応援も大きくてビックリしましたね。反省点はたくさんありますが、全ての局面において圧倒できましたし、最後の最後で仕留めることが出来ました。結果的には最高」

パンチを打って相手のガードを前に寄らせることでサイドが空く。そこへハイキック

 フィニッシュとなった、右に倒れ込みながら右手をマットに着いて放った左ハイキックについては「直前に今まで1回もダウンしたことがないと聞いたんですが、実際にタフでした。練習で左ハイのパターンをずっとやっていたので練習は嘘をつかないと思いました。狙い通りです。格闘技を知っている人なら分かると思いますが、ああいう選手を倒すのは難しい。ガードが堅くてアグレッシブで。

 なかなかガードが開かなかったです。でも3Rは粗くなってきた。パンチを入れてガードが粗くなってきたらハイキックが効くと思って練習していました。そこまで相手をコントロールすることが出来ました。でも1回のダウンで失神するとは思わなかったですね。あれは立ってこれない。あれで立って来たらビビっちゃいます」と、練習していて狙っていたものだと明かした。

相手の堅いブロックを割って入った那須川の顔面前蹴り

 片手で倒立してのハイキックはセンチャイキック(近代ムエタイの帝王センチャイが得意としていることからこの名が付いた)、またはカポエラキック(ブラジルの格闘技カポエラに似た技があることからこの名が付いた)と呼ばれるが、那須川は「センチャイキックとは少し違うんです。“天心キック”です」と命名。

 7月21日(日)大阪・エディオンアリーナ第1競技場で行われる準決勝では、この日、1回戦で大逆転KO劇を演じたルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ)との対戦が決まった。両者は2018年2月に『KNOCK OUT』で対戦。5Rフルに戦って那須川が判定勝ちを収めているが、那須川が苦しんだ試合だった。

五味隆典ばりにコーナーポスト最上段に登って勝利をアピール

「スアキムは本当に面白い試合をしましたね。でも弱点も見つかったのでしっかり対策します。前回ダウンを奪えなかったので、次はダウンかKOが奪えるように対策を立てます。スアキムにとってはリベンジ戦なので、圧倒的に勝って差は広がったところを見せてやりたい」と意気込む。

 今回はK-1とビッグマッチが同日開催となり、興行戦争と呼ばれたが「団体の壁はあるかもしれませんが、RISEはRISE、K-1はK-1で盛り上がればいいと思います。いつか一緒になれたらいいかなと思うけれど、いがみあうのではなく、みんなでキックボクシングを盛り上げている実感はあります。なるようになるんじゃないですか」と、ともにキックボクシング界を盛り上げていきたいとした。

大阪での準決勝はスアキム(那須川から左に3人目)と再戦

 また、「痛いところはローを蹴った足が腫れているくらい。まともにパンチをもらっていないし、次の試合が出来ます」ということから、4月21日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『RIZIN.15』への出場のことを聞かれると「それはこれからです」と言葉をにごした。

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