【RISE】那須川天心、準決勝スアキム戦は「今なら倒せる」=一夜明け会見
3月10日(日)東京・大田区総合体育館で開催された『RISE WORLD SERIES 1st Round』の一夜明け会見が、11日(月)都内にて行われた。
メインイベントで、フェデリコ・ローマ(アルゼンチン)を3R1分35秒、変則左ハイキックでKOした那須川天心(20=TARGET/Cygames)が会見に出席。試合を振り返った。
「無事にKOで終えることが出来ました。フェデリコは気持ちも身体も強いファイターで戦えたことを嬉しく思います。新たな取り組みをしてきて、まだ形になっていないですが、成長した部分も課題も見えてきました」と、試合で得るものが多かったという。
話題となっている最後のハイキックについては「あれは練習していました。ずっといろいろな番組で密着してもらっているので、その中に練習している映像があると思います。パートナーに相手のパターンをお願いしてやっていました。練習は嘘をつかないと本当に思いましたね。今回は考える余裕もありました。1・2Rを自分がとっているので3Rは倒しに来たくなると思っていました。1・2Rで積み上げてきたものが最後に爆発できたかなって感じでした」と、試合運びも含めて狙い通りだったと明かす。
第1試合から第4試合まで全て1RでのKO決着、全体で見ても12試合中7試合がKO決着となり、判定の試合も熱戦が多く、那須川は「昨日は神がかっていた」と振り返った。
「展開が早すぎて試合の用意も忙しくなりました。お客さん的にはいいかもしれないですが、選手としては慌ただしいからやめてくれって思いました(笑)。でもお客さんの熱もありましたし、選手たちの気持ちがつながったと思う。そういう大会をKOで締められてよかったです」
トーナメント準決勝は7月21日(日)大阪・エディオンアリーナ第1競技場で行われる。那須川は2018年2月に『KNOCK OUT』で対戦し、5Rフルに戦って判定勝ちしたルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者スアキム・PKセンチャイムエタイジム(23=タイ)と決勝進出を懸けて戦う。
「大阪を盛り上げるのは自分しかいない。スアキムも確実に強くなっているので自分がKOで勝たないといけないと思っています。大阪は自分が盛り上げます。2月にスアキムとムエタイルールで戦って普通に勝ったけれど、KO出来なかった。今なら倒せると思うので練習して倒したいと思っています」と、初登場となる大阪での試合に意欲を燃やし、KOで完全決着をつけると意気込む。
最後には「RISEのトーナメントは日本でこんなのがあったのかってくらいのレベルですし、格闘技全体を盛り上げてその中で一番になれば誰も文句ないと思います。自分はキックボクシングが好きでやっているので恩返しをしたいと思っているんです。そしてその中で一番にならないと意味がない。キックボクシングと言えば那須川天心、という存在になりたい」と、日本の格闘技界とキックボクシングへの想いを語った。
また、大会終了後に電撃発表されたABEMAの企画『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』の企画については、「単純にABEMAでRISE中継をしてもらうことになったのもあって、恩返しをしたいから受けました。キックボクシングだけでなく格闘技全体を盛り上げたい意思もあって取り組むことにしました。どんな展開になるかは分からないですね。階級が同じくらいなら(相手は)誰でもいいと思っています」と説明した。
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