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【K-1】武尊が大胆発言「僕がやりたい相手とならどんなルールでもやる」

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2019/03/11(月)UP

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腫れ上がった腕でマイクを持ち、試合を振り返る武尊

 3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~』の一夜明け会見が、11日(月)都内にて行われた。

 メインイベントの日本vs世界・7対7で、ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(27=タイ)に2R2分43秒、KO勝ちした武尊(27=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が会見に出席。試合を振り返った。

「足が金属バットでしたね。ミドルキックって何発かは耐えられるんですけれど、一発蹴られて『耐えられないな』と思って、そこから中に入れなくなりましたね。僕の試合をずっと見ている人は、こんなに入れない僕を見たことがないと思うんですけれど、実際に腕がヤバイんですよ」と、武尊は腫れ上がった両腕を見せる。会場からはファンの悲鳴のような声が上がった。

「パンパンで今は握力がないです。今までこういうふうになった経験はなかったし、ミドルがこんなに痛かったのは初めてですね。ヤバイっすよね(苦笑)。一発で『これはもらい続けたら腕が折れるな』と思って距離を取っていたんですけれど、遠い距離だと蹴られるから『2Rは僕の腕が壊れるか、覚悟を決めていくか、どっちかしないと負けちゃうな』と思って、覚悟を決めていったパンチが一発で当たったって感じでしたね」と、思い切って勝負を懸けたことが勝利のキーポイントだったと明かした。

 今回の試合は「本当に僕の中で、人生の中での大一番でめちゃくちゃ気合いを入れてやった試合。相手に対しても凄く思い入れもあったし、リスペクトもありました。僕が格闘技を始めた頃に、本当にムエタイが最強だと思ってムエタイの修行にタイへ行き、ラジャダムナンスタジアムに出場したこともあって、そこでムエタイの凄さを肌で感じました。それを約10年間ずっと追いかけてきたので、今回ラジャのチャンピオンと戦って勝つことが出来て、僕の人生の中では本当に大きな進歩というか、階段だったかなと思っています」と、重要な一戦だったという武尊。

 試合後のマイクアピールで「これからは意味のある試合をしていきたい」と発言していたことについては、「意味のない試合はないと思うんですが、僕も現役生活であと何試合出来るか分からないって自分で思っていて。その中で今回の試合のように、勝つことで僕の格闘技人生で僕自身が満足出来るというか、『この人とやれて良かった』と思える試合をしていきたい。そういう意味での“意味のある試合”という言い方をしました」と説明。

「僕自身が格闘家として満足してやれる相手、格闘家人生の中で絶対やっておきたい相手だったら意味のある試合になると思います。別にルールは問わない。僕がやりたい相手で、その相手がやりたいルールだったら、僕は総合でも何でもやろうと思っているので」と、自分がやりたい相手ならK-1ルール以外でも戦うと言い放つ。

 さらに「正直、僕は体重も問わないので、今も全然減量もない。落とそうとすればフェザー級まで落とせるし、上げようと思えばもうちょっと上げられる、階級はそんなに問わないですね」と、体重もある程度合わせるとまで言う。

 そして「今年はK-1も地方大会が増えたり、あと初両国大会、横浜アリーナもあるので出来れば全部出たいですけれど、1試合をやるのに命を削っているので。試合だけじゃなく、試合までの追い込み期間の2カ月ぐらいは本当に命を削ってやるので、心身のダメージもあるし、命を削るだけの意味のある試合をしたいと僕自身が思っています。そういう相手がいれば、全大会出たいと思っています」と、意味のある試合が出来る相手を用意して欲しいと希望した。

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