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【ボクシング】木村翔が特注グローブでKO狙い、必殺技のポーズも披露(ミット打ち動画あり)

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2019/03/14(木)UP

特注グローブでミットを打つ木村翔。この試作品は製造を担当するチグローンのロゴが入っているが完成すればアディダスのロゴが入る。

 前WBO世界フライ級王者の木村翔(30=青木)が14日所属ジムで公開練習を行った。3月30日(土)、中国上海で東洋太平洋フライ級シルバー王座をかけて戦う。

 昨年9月、田中恒成戦で王座陥落し2ヶ月間何もしていなかったが、再起を決め「しっかり毎朝走って、しっかりとした練習してるので新たな木村翔を見せたい」と練習前に語った。再起にあたり新たに足の使い方、パンチの角度、ディフェンスの持っていき方など見直し「しっかりKOで勝ちたいと思います」とKO宣言も飛び出した。

これが必殺技!? 果たして何が飛び出すか

 必殺技について聞くと、腕を曲げ脇をしめ手の甲を前に出したポーズを取る木村。詳細は語れないというが果たして試合では何が飛び出すのか。

 また、今回、アディダスの特注グローブを試合で使用する。OPBF東洋太平洋連盟の使用許可も得た。アディダスはオーダーメイドグローブ販売を始めており、日本では格闘技防具のオーダーメードメーカーであるチグローンが製造を担当する。

「チグローンの社長は元ボクサーだからグローブには理解がある」とアディダスの担当者は言う。その社長とは川原奈穂樹氏。96年に25歳で空手からボクシングに転向。2000年に全日本新人王を獲得。日本王座にも挑んだことがある。木村はこの川原氏と何度も話し合い、親指の部分やグローブの長さなど細かい要望を出し試作品がようやく完成した。

ミット打ちは10ラウンドに及んだ

 川原氏は「厚みがあるウイニング製と薄くて柔らかいメキシコ製のレイジェスの中間くらいの硬さをイメージしています」と程よい使い慣れてきたグローブを新品の状態で提供することへのこだわりを語る。

 木村は「通常使っているグローブは最初固いがこれなら新しくても柔らかさがあり握りやすいので倒せそうですね」とコメント。この新兵器でさらなる強打が期待できそうだ。

 公開練習ではシャドーで体を温めてから新兵器の試作グローブでミット打ち3分10セット汗を流し、ジムに快音が響いた。グローブは今後、更なる”握り感”の微調整をし、アディダスのロゴが入り間もなく完成する。

▼木村翔 ミット打ち動画

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