【DEEP】武井藍、350kg持ち上げるパワーでKO狙う
3月16日(土)東京・新宿FACEにて開催される『DEEP TOKYO IMPACT 2019』の前日計量が、15日(金)都内にて正午より行われた。
今大会は男女混合で行われ、第5試合で女子のDEEP JEWELSアトム級5分2R、武井藍(33=本宮塾)vsこにしえみ(FREEDOM@OZ)が組まれた。武井は46.30kgでアトム級リミットの48.05kgを楽々クリアー。こにしは到着が遅れたが47.10kgでクリアーしている。
武井は2歳で空手を始め、小学5年で黒帯を習得。様々な大会に出場して優勝・入賞し、20歳で自身の流派として武井塾を設立。また、14歳の時にパワーリフティングも始めて世界大会や日本選手権に出場し、全日本選手権を8連覇。日本記録を13個保持(当時)し、ベンチプレスでは2003年にサブジュニアで87.5kgの世界新記録(当時)を樹立。現在はエイベックス所属のボディーメイクトレーナーとして活躍。
テレビ番組にも出演し、切り傷を自分で縫ったり、骨折した際に割り箸を添え木にして自分で治したりといったエピソードを披露したことから、“女ランボー”と呼ばれた。昨年9月大会で満を持してMMAデビューを飾ったが、寝技でマドレーヌに一本負けを喫して黒星デビュー。今回初勝利を目指す。
「得意の打撃で魅せられるように精一杯頑張ります」とコメントした武井。対戦相手のこにしは今回がプロデビュー戦で、小説『ラリアットな女たち』を出版している“戦う小説家”という変わり種。
「アマチュアで試合経験のある選手で小説家。身長が私より小さいくらい」と、相手に関する情報はほとんどないに等しい、と武井。
黒星に終わったデビュー戦については「反省しかないです。まずは自分の形を保てていなかったので、しっかり相手のペースではなく自分のスタイルで行けるように練習してきました。前回は飛び出しからムチャクチャに行きすぎましたね。冷静に相手を見て形を作れ、とにかく腰を落とせとコーチから言われています。タックルで引っ繰り返されるのが嫌なので、転がされないように、上に乗られないように対処します」と、冷静さを失っていたことが敗因と分析。
「あとはしっかりミットでやっているように、打撃をちゃんと相手に当てること。ミットでは強く打てるのに人間相手には全く出来ていなかった。相手のペースに飲み込まれてしまうのがとにかくダメ、と言われています」と、コーチである俳優の本宮泰風(本宮塾という格闘技チームを主宰)からも厳しく注意を受けた。
今回の試合は「寝技の練習もしっかりやってきましたが、打撃が好きだし得意なのでそっちで決着をつけられるのが理想的。当たれば倒せる自信があります。バーベルでパワーを付けているので。トップサイドデッドリフト(ヒザ辺りを基準にしてバーベルを上げ下げする種目)なら350kgを浮かせられます。その力を生かせないと意味がない。頑張ります」と、パワフルなパンチをしっかり当ててKO勝ちしたいと意気込んだ。
●武井がトップサイドデッドリフトで340kg持ち上げた時の映像、現在は350kgを上げるという
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