【ボクシング】連続KO勝利の22歳・佐伯霞が4戦目で初世界戦へ「倒して勝ちたい」
真正ジムが3月28日、神戸市内のホテルで4月27日(日)に開催される『WBO世界女子ミニマム級王座決定戦』(エディオンアリーナ大阪・第2競技場)で、WBO女子アジアパシフィックミニマム級王者の佐伯霞(22=真正)がエリザベス・ロペス(26=メキシコ)と対戦することを発表した。
この王座は同門の多田悦子が昨年12月に返上し空位に。佐伯にチャンスが巡ってきた。
プロ4戦目で世界戦が決まった佐伯は「こんなにも早くチャンスが来るとは思っていなかったので嬉しいです。相手は自分より小さいみたいですが、自分のボクシングを貫いて倒して勝ちたい」と目を輝かせた。
ロペスは佐伯より9cm低い身長145cmの左ボクサーファイター。2015年にプロデビューし、戦績は11戦6勝(1KO)1敗4分。
佐伯は小学校1年からキックボクシングを学び、中学1年でボクシングに転向。中3の春に第1回世界女子ジュニア選手権の48kg級で金メダルを獲得し、2011年度のボクシング年間表彰式のアマチュア部門で当時高校生だった井上尚弥とともに新鋭賞を受賞。翌年には全日本女子アマチュアボクシング選手権大会にライトフライ級で出場し優勝するなどアマチュアで大活躍し注目された。
プロデビューは2018年5月。フィリピン選手相手にダウンを奪う圧勝の判定勝利。続く8月、12月ともにTKO勝利し、今回が4戦目だ。勢い付く22歳の佐伯、今回も自らが言うように倒して勝ち、新世界王者誕生となるか。
また、前WBO世界女子ミニマム級王者の多田悦子(37=真正)は同日に日本女子プロボクシング初の4団体制覇を目指し、『WBC世界女子ミニマム級挑戦者決定戦』に臨む。対戦相手はカニャラット・ヨーハンゴー(20=タイ)
ヨーハンゴーの戦績は7戦5勝(3KO)2敗。このうちの1敗は佐伯霞に6RでのTKO負け。しかし、今年2月に日本アトム級1位の石川海を3RTKOで勝利。OPBFシルバー女子ミニマム級王座を獲得している。
多田は「コンディションもしっかりできている。次戦は格下の相手になるが、しっかりと倒して、4団体目のベルトに挑戦したい」と意気込みを語った。
(取材・写真:植田洋介)
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