【RIZIN】筋肉女子・渡辺華奈、男子選手持ち上げ絶好調アピール
4月21日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催の『RIZIN.15』に出場する、渡辺華奈(30=FIGHTER’S FLOW)の公開練習が都内で行われた。渡辺はヤスティナ・ハバ(28=ポーランド)と対戦する。
渡辺は柔道からMMA(総合格闘技)に転向し、昨年の大みそかに杉山しずかをわずか11秒でマットに沈め、3月の『DEEP JEWELS』ではガン・スミンを1R4分33秒、パウンドでTKOするなど7戦無敗。
公開練習では、2分3Rをフルに使ったミット打ちを披露。よく伸びるパンチやミドルキックのコンビネーション、パンチや蹴りの連打といった息上げ系、さらにグラウンドでの力強いマウントパンチなど打撃練習を次々と行った。
そんな激しい練習の後、休憩も挟まずそのままインタビューに突入。「コンディションも体重もバッチリ」と息も乱さず答える渡辺からは、圧倒的なスタミナも感じさせた。
全日本指定強化選手に7年間選ばれるなど、柔道エリートの渡辺だが「寝技と打撃どちらとも穴のないように練習しています。寝技に行くために打撃をしっかりやって、試合展開を作っていきたい」と、打撃にも一層力を入れているようだ。
今回の相手ハバは、大みそかで真珠・野沢オークレアと対戦。これがプロデビュー戦であったが、真珠の顔面をパウンドとヒジ打ちで腫れ上がらせてからのリアネイキッドチョーク(チョークスリーパー)で失神させて一本勝ちを収めた。元々はポーランドの現役軍人であり、軍隊内のキックボクシング大会で優勝、アマチュアMMAでも5戦全勝の成績を持っている。
ハバについての印象を渡辺は「キックボクシングべースと聞いていたけど、寝技も出来てオールラウンダーな、一本が取れる選手」と評価。しかし「もちろん自分も一本やKOを狙ってます、完全決着。バチバチした面白い試合が出来るんじゃないかな」と、完全決着をつけるのは自分だと譲ることはない。
「あと美人な選手だと思ってます」と笑う渡辺。”強さ”を求める渡辺は、ハバが現役の軍人であることを意識していると思いきや「強い女性だとは思っています。でもメンタルの強さとかは、あまり関係ないかな。積み上げてきたものが自分にもあるので、“だから何?”って感じです」と、柔道一筋で進んできた自分のバックボーンはメンタル面でも負けないとする。
今回は総合格闘技では初の欧米選手との対戦だが「外国の方は逆に得意」と言う渡辺。「柔道の大会で色んな国の方と対戦したのですが、全然負けなかった。日本の選手のほうが、緻密に頭で考えて作戦を立てることが多い気がするので、日本人選手のほうが嫌だな」と、豊富な柔道経験から対外国人に自信を持つ。
4月21日には同じ横浜で『第34回皇后盃全日本女子柔道選手権大会』(横浜文化体育館)が行われる。「同じ日で一緒に仲間も出るんで、同じ日に戦うって気持ちで」と、フィールドは違っても共に戦う決意だ。
最後に、同じジムの70kgはあるという男子選手を持ち上げ、スクワットし「全然ラクですね」と絶好調ぶりをアピールした渡辺。欧米選手にも負けないフィジカルと培ってきた技術で勝利し、アピールしている57kg級のベルト創設へ前進することが出来るか。
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