【RIZIN】初代王座を争うキング・モー「一方的に勝つ」プロハースカ「同じ過ちを繰り返さない」
4月21日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『RIZIN.15』に出場する選手たちの個別インタビューが、19日(金)都内で行われた。
第12試合・RIZINライトヘビー級タイトルマッチに出場する『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015』ヘビー級世界トーナメント優勝のキング・モー(38=アメリカン・トップチーム)と、対戦相手のイリー・プロハースカ(26=チェコ共和国)が出席。
プロハースカはチェコのMMAタイトルGCFライトヘビー級王座を2013年に獲得し、2015年に『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015』ヘビー級トーナメント一回戦で石井慧にKO勝ちするなど決勝まで進んだが決勝ではモーがキャリアの違いを見せつけて1RKOで圧勝している。今回は約3年半ぶりの対戦となる。
2015年のRIZINヘビー級トーナメントとのRIZIN二冠を狙うキング・モーは、「コンディションはすごくいい。怪我もあったけど今は治っていて気分がいいよ」と、順調な仕上がりであると語る。
ここ2戦連敗を喫しているモーは、その敗因を「1戦目(2018年5月12日にライアン・ベイダー(アメリカ)に1RKO負け)はたまたま。2戦目(2018年12月16日にリアム・マクゲリー(イギリス)に3RKO負け)は怪我で十分に動けなかったと語った。2戦目の敗因となった怪我は首を負傷し、手の感覚を失うほどだったと明かした。
モーは再戦となるプロハースカについて「若くて大きく、時々無茶をする」と評価。怖いもの知らずというプロハースカに対し、「クレイジーな展開になると思うけど、なるべく一方的に勝つ。そういう練習をしているよ」と前回と同じ結果になることを予告した。
同じチームから出場する堀口恭司(アメリカン・トップチーム)に話がおよぶと笑顔を見せる。仲の良いチームメイトである彼のことは、同大会に出場する那須川天心、プロボクシングの井上尚弥と並べて「日本が誇る世界最高のファイターの一人」と高く評価した。
今後のプランについて聞かれると、「普段はアメリカで練習して、要請があれば日本で防衛戦をするよ」と積極的なタイトルマッチにも興味を示した。
静かな表情を見せたのはプロハースカ。「素晴らしいコンディション。気持ちも高まっているよ」と語る通り、落ち着いた様子で会見に臨んだ。
過去に負けている相手との再戦となることについては「同じ過ちを繰り返さないようにと練習を積み重ねている」と、十分な対策を行っていることを語ったプロハースカは、試合の展開を聞かれると「ただ勝ちたい。それだけだ」と、多くを語らなかった。
近年ではスウェーデンのオールスタージムに出稽古を行っているというプロハースカ。元UFC王者のアレクサンダー・グスタフソン(32=スウェーデン)とトレーニングする機会もあったが、「(有名選手とやるよりも)キング・モーを意識したグラウンド、レスリングを重点的に練習している」と、あくまでモーに照準を合わせた特訓が重要と考えているようだ。
前戦の『RIZIN.14』までの坊主頭から変わった髪型の理由を戦闘態勢か? と問われると、「戦うことは人生の一部。髪型で戦うことを表してはいない」と答えた。リベンジとベルトの両方がかかった一戦。自然体で臨み、約3年半越しの勝利と初代王者の栄誉を手に入れられるか。
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