【KNOCK OUT】初代スーパーバンタム級王座を争うワンデートーナメント開催、江幡塁と小笠原瑛作は再戦を目指す
5月20日(月)『KNOCK OUT』新体制発表記者会見が都内にて行われた。本会見では、今後の『KNOCK OUT』新体制と新たなコンセプトの紹介、次回8月大会の決定カードおよび今後の参戦選手の紹介が行われた。
8月18日(日)に行われる『K.O CLIMAX 2019』において、「KING OF KNOCKOUT初代スーパーバンタム級王座決定トーナメント」が開催されることが発表された。
本トーナメントはKNOCK OUT初のワンデートーナメントで開催され、全4選手でタイトルを争う。
出場選手は WPMF世界スーパーバンタム級王者・小笠原瑛作(23=クロスポイント吉祥寺)、WKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(伊原道場)、オランダの強豪であるレダ・ナライン(27=オランダ)の3名が決定、最後の1枠は6月9日(日)「REBELS.61」で行われる出場選手決定戦に出場するKING強介(ロイヤルキングス)と大野貴志(28=士道館新座ジム)の勝者が権利を獲得する。
レダ・ナラインはスリナムの民族でオランダ国籍を保持する27歳。55~60kgと幅のある契約体重で試合をしているという。戦績は62戦57勝5敗の好成績を収めており、UMCの国内タイトルを獲得、9月にヨーロッパのキックボクシング団体『ENFUSION』の世界王座への挑戦が決定している。
小笠原と江幡は 2018年6月のKNOCK OUTで対戦し、江幡が3Rに劇的なKO勝利を収めている。その後両者とも国内スーパーバンタム級の第一人者と呼ぶににふさわしい活躍を収めたため、両者ともトーナメントの両端に配置されると発表された。
対戦相手の決定方法は、木谷キックスロードオーナーの提案により、くじ引きでのマッチングが決定。対戦相手の写真パネルが入った袋を選び、中に入っているパネルの相手と対戦することになった。両者ともナラインとの対戦に興味を示したが、くじ引きの結果ナラインを引き当てたのは小笠原。江幡は「出場選手決定戦」の勝者との対戦となった。
決定したカードを見た木谷氏は、「再戦する前にそれぞれ1人倒さないといけないのは相当なプレッシャーだと思う」と、想像以上の厳しい戦いになるだろうという予想を口にし、「KNOCK OUTという名称にこだわらなくていいから初戦に勝つことだけを考え、決勝でKOを目指してほしい」と笑いを誘った。
トーナメントへの出場に向けて、江幡は「小笠原選手にはしっかり勝っていただいて、決勝で去年6月のような激闘をもう一度繰り広げたいと思います」と、自身が2018年のベストKO賞を受賞した試合の再現を誘った。
初のワンデートーナメント出場になるという江幡は、ワンマッチよりも考え抜かれた戦い方をする必要があるという考えを明らかにし、「新日本キックの看板を背負って優勝します」と早くも優勝宣言した。
対する小笠原は「KNOCK OUTに育ててもらったけど、恩返しができていない。新生KNOCK OUTの中心になって、令和のKNOCK OUTをたくさんの人に見てもらるような団体にしていきます」と、2017年より参戦しているKNOCK OUTをさらに盛り上げていくために力を尽くすと宣言。
また「昨年江幡塁に負けてから、ここに向けて歩んできた」と、江幡が大きな存在となっていたことを明かし、「前から引っかかっていた江幡選手のリベンジだけでなく、初代のスーパーバンタム級のベルトと毎年恒例となるであろう今大会(の主役を手に入れる)チャンスはめったにないので、江幡選手には決勝まで上がってきて欲しい」と、江幡へのリベンジと栄冠をすべて手に入れると宣言した。
KNOCK OUTでは初のワンデートーナメントとなる試合を組む狙いについて、山口新プロデューサーは「8名が4大会にまたがって試合をするこれまでのトーナメントの形式では、選手を出している団体がメイン選手を使えなくなってしまう」と、有力な選手を提供している団体が疲弊していった現状を目の当たりにしたというスケジュール上の問題を指摘。4人でのワンデートーナメントなら他団体の負担も軽く、また主宰側としてお返しもしやすいというメリットから選択したと語った。
なお、本トーナメントは決勝まで含め、全戦3分3ラウンド制とすると発表。その代わり積極的な防衛戦を行っていくなど、これまでとは違うタイトルの扱い方を試みていくとした。
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