【RIZIN】復帰を果たす征矢貴、2年分の思いを込め「しんどい試合にしたい」
6月2日(日)神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN.16』に出場する選手たちの個別インタビューが、5月31日(金)大阪市内で行われた。
第4試合に出場し、約2年ぶりの復帰戦に挑む征矢貴(そうや・たかき/24=パラエストラ松戸)が記者会見に臨んだ。
征矢は2013年に修斗バンタム級新人王とMVPを獲得。順調に勝ち星を重ねていたが、原因不明の難病である「クローン病」にかかり、約2年の闘病生活を送っていた。今年に入ってから症状は快方に向かい、今回の復帰にこぎつけたという。
2年ぶりの試合出場。オファーをもらった当時の心境を、征矢は「決まったときは不安しかなかった」と語った。長い間練習で試合に向けた追い込みをしておらず、戦えるコンディションを作れないかもしれないという恐怖があったが、周囲が無理をするなという中、鶴屋会長の「朝昼晩1日3回練習しろ」という言葉を信じ、毎日の練習を積み重ねられたことが大きな自信となり、不安を取り除けたという。
またかつては試合前は夢に試合風景が出てきていたというが、今回は「練習に向かうときにスイッチを入れ、家に帰るときにスイッチを切る」ように切り替えできるようになり、夢を見なくなったと語る征矢。メンタル面の成長も大きく、心身ともに万全な体制で試合に臨めることが伺えた。
対戦相手の川原波輝(かわはら・なみき/29=総合格闘技スタジオSTYLE)はDEEPを主戦場とし、打撃を武器にタイトル挑戦経験を持つ。そんな川原を征矢「空手出身なので踏み込みが早く、スピードのある打撃の選手」と分析。自身も打撃を信条としているため、真っ向勝負で「最後は打撃でKOしたい」と語った。
久しぶりの試合を「しんどい試合にしたい」と語る征矢。その心は2年間で強くなった自分と、RIZINのために追い込んだ成果を全部出して「簡単には終わらない」展開にしたいという意図と語る。
後輩の浅倉カンナが、RENAを下して一晩で人生を変えた舞台であるRIZIN。「いつか活躍したい」と願った舞台で、征矢は復活の狼煙を上げることができるか。
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