【RIZIN】難病から2年ぶり復活の征矢 貴、RIZINデビューに「あとはやるだけ」
6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催の『RIZIN.16』に出場する、征矢 貴(そや・たかき/24=パラエストラ松戸)の公開練習が、千葉県内で行われた。
征矢はミット打ちを1ラウンド、スパーリングを1ラウンド披露。グラウンドからのサッカーボールキックなどRIZINルールに適応している姿を見せた。
征矢は2013年に修斗バンタム級新人王とMVPを獲得。修斗における戦績では7勝のうち5つが1ラウンドKOとストライキングによる速攻を得意としている。順調に勝ち星を重ねていたが、2017年5月の試合を最後に約2年間リングから離れていた。
この2年間、征矢は闘病のため戦線を離脱していたという。征矢のSNSによると病名は「クローン病」。大腸が炎症を起こす原因不明の病気で、常に熱っぽく、腹痛と体重減少を引き起こす病気だが、今年に入ってから症状は快方に向かい、今回の復帰にこぎつけたという。
現在のコンディションを「いつもよりも2kgくらい重いので、その分減量は楽」と語る征矢。病気になる前よりはるかに強くなっている実感があるという。
対戦相手の川原波輝(29=総合格闘技スタジオSTYLE)はDEEPを主戦場としており、征矢と同じく今回がRIZIN初参戦。直近の試合では3月にDEEPストロー級王者の越智晴雄(35=パラエストラ愛媛)に挑み、惜しくも判定負けを喫したものの、壮絶な打撃戦で大いに会場を沸かせた。
川原の印象を「空手(をベースにした)独特の蹴りが強いだろう」と語る。ビデオを見ての研究はしていないが、川原の打撃には出入りや左右の動きを使い的を絞らせないよう対策を講じているという。
RIZINからオファーを受け取ったときの驚きを「息が止まった」と表現。誰しもがあこがれる舞台へ上れることを喜ぶ一方で、今後は「格闘技を始めたことからの目標」としていた修斗のベルトに定めていくという。
順調な調整に「あとはやるだけ」と自信をのぞかせる征矢。2年ぶりの復活劇に期待したい。
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