【ONE】3連勝と波に乗るV.V Mei、タイトル戦の機運に「3連勝したんだから、やらせてよ」
5月17日にシンガポールで開催された「ONE: ENTER THE DRAGON」でラウラ・バリンを相手に勝利を収めたV.V Mei(36=元DEEP JEWELSフェザー級王者)。これで、2018年5月にタイトルマッチで判定負けを喫して以来、3連勝(直近2試合は一本勝ち)となった。
3度目となるタイトルマッチ挑戦に大きく前進したV.V Meiのインタビューが主催者を通じて届いた。
前回(5月)の試合では対戦相手が直前に変更になるというアクシデントがあったが、Meiは
「知らせを聞く前から、嫌な予感みたいなのがあって、なんとなく心の準備ができていました。格闘家としての勘かもしれませんね。前にも同じようなことがあったし、あんまり動揺しませんでした。とにかく、試合をさせて欲しいと直談判して、結果的には良かったと思います」
と、心の準備もあり、動揺せず見事に一本勝ちで3連勝を飾った。時間の無い中でプランも練って概ね作戦通りに運んだという。
勝ちを重ねONEチャンピオンシップという厳しい闘いのなかで、Meiは強さを増している。その努力をするモチベーションはどこにあるのか。
「もちろん、タイトルを獲りたいという気持ちもありますが、格闘技が好きでずっと続けてきたし、ONEは私の結果に対して正当な評価をしてくれます。だから、やりがいを感じています」
そしてこの3連勝でタイトルマッチの機運が高まってきた。
「3連勝したんだから、やらせてよって思っています。普通に考えたら、アンジェラ・リーに挑戦するかたちになると思いますが、そうじゃなくても私は構いません。誰が相手でもONE女子アトム級のタイトルを獲りたいです」
Meiにインタビューするとき、アンジェラ・リーという名前が必ず登場する。同じ階級の王者であり、Meiが2度タイトルマッチで挑戦して、2度敗れた相手でもある。そして、リーから見れば、唯一KOできなかった相手がMeiだ。Meiがリーを批判することはない。しかし、Meiが彼女について語る時、言葉の隅々からバチバチの火花が散り、彼女の内面で燃え盛る炎の温度すら感じる。
Meiは、幼い頃から苦労を重ねつつも、自分が好きな格闘技を追求して生きてきた。格闘家になったあとも、国内でコツコツと実績を重ね、3年前にようやくONEにたどり着いた。その後も、タイトルマッチで敗れても、折れずに再び歩き続け、そして今、また3連勝で王者の前に立とうとしている。10月にはONEの2度目となる日本大会も開催される。
「11月にはシンガポール大会もありますね。でも、次戦がそこでは遠いので、夏に1度試合がしたいです。それがタイトルマッチになったとしても、大丈夫なように準備するのみです」
どんな相手や状況にも動じず勝ち続ける彼女には、風格すら感じる。タイトルマッチはもうすぐそこまできている。
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