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【K-1】玖村修平、必殺技に磨き「全部バックブローで倒して優勝しようかな」

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2019/06/05(水)UP

”必殺技”のバックスピンブローを披露

 6月30日(日)東京・両国国技館にて開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』。今大会で行われる「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場する玖村修平(22=K-1ジム五反田チームキングス)が公開練習を行った。

 玖村は実弟のKrushスーパー・バンタム級王者・将史と共にトーナメントに参戦する。

 玖村は17年6月にNJKFバンタム級王座を獲得し、その後K-1でベルトを獲るためにK-1ジム五反田にジムを移籍。
 今年3月のK-1では第3代Krushバンタム級王者・金子晃大に延長戦で判定負けを喫したが、ダウンの応酬となる激闘を演じポテンシャルの高さを証明した。 

パンチから得意の蹴りに繋ぐ

 公開練習ではパンチを主体とした素早いコンビネーションを披露。とくに金子戦でダウンを奪ったバックスピンブローが何度も飛び出した。「トーナメントということもあるので、蹴りで足を痛めたくない。バックブローは前回までは勘でやっていて、1つしかパターンもなかったけれど、今ではトレーナーと練習して4つ5つ(パターンが)あります。どの角度からでも倒せる自信があります」と磨きをかけたという。

「必殺技は、分かっていても貰ってしまうもの。前回はラッキーパンチと呼ばれる声も大きかったけど、今回は全部バックブローで倒して優勝しようかな」と絶対の自信を見せる。

 トーナメント1回戦の相手はサデック・ハシミ(27=イラン)。身長174cmとこの階級では長身を誇る。玖村は「映像を見たのですが、リーチの長い攻撃が多いアグレッシブなファイター。ごちゃごちゃ噛み合って消耗するのが一番嫌なので、かわしながら中へ入って速いパンチで仕留めたい」と語った。

 準決勝戦ではK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者・武居由樹が上がってくるだろうと予測。「武居選手とやるために1年間ずっとやってきた。集大成としてぜひやりたい」と武居との戦いを熱望する。

弟の将史(左)とのイケメン兄弟ツーショット

 決勝戦では「弟が上がってきてくれると思うんで、決勝戦で世界最強の兄弟喧嘩をしたいなと思ってます」と兄弟対決を覚悟。互いに「練習時間とかは分けず、横でやっています。お互い何しても手の内はわかってるんで。トレーナーは分かれてるんで、心を痛めながら弟の対策をしてます。決勝まで行くためには強い選手に勝たないといけないので、まずそこしか見てないです。だからピリピリはしてないですね」と平常通りに接しているという。

 さらに「技術的にもパワーでも弟のほうがあると思う。けれど泥臭さでは僕のほうが上。気持ちとスタミナがトーナメントでは大事なので、今はスタミナ強化をしています」と気持ちで上回る。

 最後に「今回のトーナメントは、(準決勝戦での)武居戦が事実上の決勝戦。実際の決勝戦以上に厳しい戦いになると思う。武居選手と戦うためにずっとやっているんで、それを超えた先に兄弟喧嘩もあると思う」と改めて打倒武居の思いを熱く語った。

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