【K-1】大阪大会に出場する林健太、山崎秀晃、KANAらが勝利宣言
8月24日(土)大阪・エディオンアリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2019』の対戦カード発表記者会見が、6月16日(日)都内にて行われた。
山崎秀晃(31=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と平山迅(29=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の対戦が決定。山崎は昨年12月の安保瑠輝也戦が年間ベストバウトに選出。激闘の傷も癒え、満を持しての大阪大会出場となった。対する平山は木村”フィリップ”ミノルに真っ向勝負を挑んだ実績があり、山崎に劣らない激闘派として知られている。
安保瑠輝也戦で頬骨を骨折したという山崎は、4月ごろからスパーを再開。最高の状態でリングに上がれるといい、「バチバチにやりたい」と12月の再現を希望した。それを受けた平山は「長く(選手を)やりたいからそんなに打ち合わない」としながらも、「山崎相手なら自然とバチバチになるかも」と打ち合いの展開になる可能性も示した。山崎は京都、平山は兵庫と両者とも関西圏の出身。両者馴染みのある大阪での試合にやる気をみなぎらせた。
女子の試合では第2代・第4代Krush女子フライ級王者のKANA(26=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が登場。地元大阪の真優(まひろ・19=月心会チーム侍)と対戦する。KANAは今年3月にヨセフィン・ノットソン(22=スウェーデン)とのダイレクトリマッチに敗戦。再起戦となる試合に対し「誰が見ても実力差があるカード」と、真優との対戦を受けるか悩んだことを正直に明かした。その上で「K-1が用意してくれた試練なのでしっかり勝ちたい」と約3年ぶりとなる日本人相手の試合を受けた。
対する真優は「(KANAと)ヨセフィンとの前回の試合を見て勝てないと思った」とこちらも素直な気持ちを告白。その上でKANAの立ち位置を奪うために8月までレベルアップすることを宣言した。
開催がささやかれている女子世界トーナメントに向け、KANAが「自分に向かってくる日本人が必要」と語れば、真優は「今回の試合で真優が必要だと思ってもらいたい」と爪痕を残す姿勢を見せた。
そしてワンマッチにK-1 WORLD GPライト級王者林健太(25=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)が登場。欧州の新鋭デニス・デミルカプ(18=ベルギー/IFMA欧州ライト級王者)と対戦する。
デミルカプが寄せた「ケンタは好戦的で好き。ただしナンバー1は2人もいらない」というコメントを聞いた林は、「チャンピオンなんだから、健太君か健太さんと呼んでほしい」と軽口。同日に会見で発表された野杁正明(26=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の対戦相手であるシンスリヤー・サクチャイチョート(25=タイ)を引き合いに出し、「野杁の相手は本物っぽかったけど、(デミルカプは)本物感がない」と対戦相手への不満を告白。その上で「イケメンを当てられるので負けられない。ちゃんと敬語を使うようにボコボコにしたい」と端正な顔立ちの年下ファイターに礼儀を教え込む意気込みを見せた。
林はK-1ファイターである兄・将多、弟・勇汰の間に挟まれる三兄弟の次男。大阪大会に三兄弟で出場したいという目標を持っていたが、「兄がしょっぱなでこけた(今年5月明戸仁志に判定負け)ので、しっかりやってほしい」と発破をかけた。現在は6月30日の両国大会に出場する弟をしごいているといい、いずれ三兄弟同時出場を実現したいと夢を語った。
今回の試合は王者となり初めての試合。勝利の先には2017年11月に敗北したゴンナパー・ウィラサクレック(26=WSRフェアテックスジム)へのリベンジを見据える。「いつまでも右フックで瞬殺された映像を使ってほしくない」と笑いを誘った林だが、しっかりリベンジしたいという気持ちは本物だ。「チャンピオンとしての自覚は芽生えている」という林が目標に一歩近づくためには、地元大阪の凱旋試合での快勝は必須といえるだろう。
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