【RISE】寺山日葵、高校卒業で毎日ジム通い「今まで一番の仕上がり」
7月5日(日)東京・後楽園ホールにて開催される立ち技格闘技イベント『RISE133』では、紅絹(もみ・34=NEXT LEVEL渋谷)と那須川梨々(16=TEAM TEPPEN)がアトム級王座を争うメインイベントを筆頭に、2003年の旗揚げ以来、過去最多1大会4試合の女子試合が組まれている。
そのうち第5、6試合では49kg以下の「RISE QUEENミニフライ級王座決定トーナメント」準決勝2試合が行われるが、第5試合で対戦するJ-GIRLSミニフライ級王者・寺山日葵(18 =TEAM TEPPEN)とNJKFミネルヴァ ライトフライ級5位・後藤まき (RIKIX)の試合直前のコメントが届いた。
寺山はジュニア時代から数々のアマチュア大会で好成績を重ね15歳でプロデビュー。MISKAI、MIOら女子トップファイターたちとしのぎを削り、2018年11月に一度敗れているMISAKIにリベンジを果たし、J-GIRLSミニフライ級王座を獲得している。
対する後藤は元KNOCK OUTプロデューサー小野寺力氏が代表を務めるRIKIX初の女子プロ選手。今年6月に行われた『NJKF 絆XII』では、本トーナメントにもエントリーする佐藤レイナから判定勝ちを収めている。
この3月に高校を卒業した寺山は「毎日ジムに通えるようになったので、今までで一番バッチリに仕上がっている」とコンディションは良好の様子。これまで体力不足が課題だったが、毎日ジムで追い込める環境になり、「その不安もなくなった」と体力、気力ともに充実していると語った。
今回争う「RISE QUEEN王座」は初代がRENA、第2代が神村エリカと、立ち技格闘技の女子トップランナーが代々そのベルトを腰に巻いている。この歴史を踏まえ、寺山は「RISEの女子のベルトは伝説のベルト。獲得できるチャンスをいただいて凄く嬉しい」と喜ぶ半面「生半可な気持ちじゃ取れないベルト」と気を引き締めた。
対戦相手の後藤まきについては「ガンガン前に出てくる気持ちの強い選手。自分の持ち味を活かして対応していきたい」という寺山。今大会で女子が4試合組まれていることも意識しており、「その中でもさらに目立つためには倒せたらいいなと思う」と、貪欲にKOを狙うことを宣言した。
対する後藤は、6月9日の佐藤レイナ戦(判定勝利)から約1ヵ月間隔での連戦となるが、「その時の気持ちが切れないままに集中できているので、とてもいい状態。疲れも怪我もないので問題ありません」と、心身ともに右肩上がりのコンディションであることをアピール。
今回RISE初参戦となるが「実力がある人が出ている印象。出場を聞いた時は冗談かと思った」と語り、「RISE QUEEN王座」に関しても「(RENA、神村の)二人が巻いたというだけで、凄く価値のあるベルト。力のない人は取れないベルトだと思っている」と気を引き締めた。
対戦相手の寺山に関しては「パンチも蹴りも綺麗だし、戦い方もすごく上手」とファイターとして一目を置いている様子。だが、相手の実力を十分把握したうえで「気持ちで引かないように、とにかくパンチを当てることだけ考えている」。キック史上に名を残す小野寺力会長や石井宏樹氏ら同門の大先輩からも「相手がどうより、とにかく自分の戦いができるように」とのアドバイスを受けていると語った。
メインの那須川梨々を筆頭にTEAM TEPPEN勢が5名出場する今大会で「勝ってメインの梨々につなげたい」という寺山と、「勝って『後藤まきって誰だよ』と思っている方に存在を認識してもらいたい」という後藤。下馬評では寺山有利だが、大番狂わせはあるか。注目の一戦だ。
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