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【UFC】史上最短の5秒KO誕生!ジョーンズがV2、ヌネスがホルムをハイキック葬

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2019/07/08(月)UP

マスヴィダルが飛びヒザ蹴りで史上最短のKO勝利

Ultimate Fighting Championship
「UFC 239」
2019年7月7日(日・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス・T-Mobileアリーナ

▼ウェルター級マッチ 5分3R
○ホルヘ・マスヴィダル(アメリカ/同級4位)
KO 1R5秒 ※右飛びヒザ蹴り
●ベン・アスクレン(アメリカ/同級5位)

失神する相手にパウンドに行くマスヴィダル。レフェリーが試合を止めた

 ウェルター級でUFC史上最速KOタイム”5秒”を記録!  ホルヘ・マスヴィダルが18戦無敗のベン・アスクレンを飛びヒザ蹴り1発で葬った。

 1R、ゆったりと構えたマスヴィダルは、ケージの中心にじりじりと進むアスクレンに対し突然の飛びヒザ蹴り。右ヒザを頭部にヒットされたアスクレンは力を失いダウン。マスヴィダルが追撃のグラウンドパンチを2発撃ちこんだところでレフェリーが割って入り、UFC史上最速の1R5秒のKO劇の誕生となった。

 試合後にマスヴィダルは「眠らせてやるまでに14分30秒は打ち負かしたかった」と記録達成をしつつも物足りなさを示し、「あのベルトがふさわしいのは誰かお分かりだろう。次のタイトル挑戦は俺の番」と、カマル・ウスマンの持つベルトへ照準を合わせた。


ジョーンズがV13を達成

▼メインイベント UFCライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○ジョン・ジョーンズ(31=アメリカ/ジャクソンズMMA/王者)
判定2-1 ※48-47、48-47、47-48
●チアゴ・サントス(35=ブラジル/タタ・ファイトチーム/同級1位)
※ジョーンズが2度目の防衛に成功

ジョーンズがサントスにパンチを叩き込む

 王者ジョーンズはレスリングをバックボーンに持ち、2008年に20歳でプロデビュー。2008年8月からUFCに参戦すると、2011年3月にUFC世界ライトヘビー級王座を奪取。無敗の快進撃を続けていたが、ジョーンズはトラブルメーカーとして知られ、王座はく奪や出場停止処分を繰り返した。今回は2018年12月に獲得した王座の2度目の防衛戦。
対するサントスは3連続KO勝利し、タイトル戦に初挑戦する。

ハイキックを放つジョーンズ

 第1ラウンドはサントスがプレッシャーをかける展開。ムエタイをバックボーンとするサントスはキックを軸に攻めるが、足のヒザ関節を痛めた様子で徐々に失速。手数の少ないサントスにジョーンズはローキックを打ち込むとグラついてしまう。更にジョーンズのヒジ打ちでダウンを喫する場面も。それでもサントスはローキックでジョーンズの足を流れるなど、ムエタイ仕込みの攻撃も光り、フルラウンドまでもつれ込んだ判定はスプリットとなったが、判定で王者ジョーンズが勝利。2度目の防衛に成功した。

 試合後にジョーンズは「彼は思っていた以上にいい選手だった」と挑戦者を賞賛。ムエタイの経験があるサントスと立ち技の応酬で競り勝った点を「とてもハイレベルなチェスゲームをやっていた」と、見た目以上の苦戦であったとうかがわせた。

▶︎次ページはヌネスが元女王ホルムをハイキックでKO葬

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