新日、KNOCK OUT運営のブシロードグループに女子プロレスの『スターダム』が加入
10月17日、キックボクシングイベント『KNOCK OUT』を運営するキックスロードは、女子プロレス団体『スターダム』から事業譲渡契約を締結したと発表した。12月1日付で譲渡される。
キックスロードの親会社であり、新日本プロレスも運営するブシロードが買収した。キックスロードはKNOCK OUTと同時にスターダムも運営する。
それに伴い、キックスロードは12月1日に『ブシロードファイト』に社名を変更する。
スターダムは2011年に旗揚げされ、アイドルレスラー・風香のプロレス教室でトレーニングを積んだ選手たちのデビューの場としてスタートした。グラビアアイドルの愛川ゆず季は初期メンバー。紫雷イオや世IV虎なども輩出している。ビジュアルに優れた選手も多く、現在は多大な人気を誇る。
会見にはブシロードの木谷高明取締役、スターダムのロッシー小川社長、キックスロードの原田克彦社長が出席。スターダムの選手たちも列席した。
まず小川氏が「スターダムの将来を考えた場合、ブシロード傘下に入ることでより多くの発展を確信しました」と譲渡の理由を説明。
木谷氏は、女子プロレスへの参入を2年前から迷っていたと言い「世界的にプロレスのみならず格闘技団体や他のスポーツで、女子が大きな位置を占めている。新日本プロレスは女子を上げていないが、アメリカで開催することもあり”なぜ女子の試合が一試合も無いのか”と言われることもある。何もやらないでいいのかと、ずっとリサーチしていた」と買収の動機を説明した。
スターダムを選んだことについては「選手も若く伸びしろがある。非常に可能性を感じた」とコメントした。
今後の方向性として「露出を増やしたい。ブシロードグループのイベントに出ていただいたり、番組やCMに出ていただいたりする可能性も」と語る木谷氏。時期は未定だが、BS日テレ・東京MXなどのテレビ放送でレギュラー番組を開始するとのこと。
さらに木谷氏は「当面新日本プロレスと混ざることは無い」と語ったが、スターダムの人気レスラー・岩谷麻優は「(新日本プロレスが今年4月に行った)アメリカ・マジソンスクエアガーデンの大会に出させていただいた。会場の大きさなどに圧倒され、いつかスターダムもたくさんの人に見てもらえるように頑張りたい。(今回の譲渡で)大きい会場も増えていくと思うので楽しみにしてほしい」とコメント。海外では一足早くコラボレーションが行われていたようだ。
木谷氏は「現在のファンは、自分の好きなものに、他のものが混ざってくるのを嫌がる傾向がある。そこは慎重に行い、出来ることがあればやっていきたい」とあくまで住み分けを重視すると語った。
KNOCK OUTの今後の運営面について原田氏は「特に変化は無い。社員が増えることでやりやすくなると思います」と方針は変化しないと語った。
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