【マスファイト】ブアカーオの275戦目はカンボジアでの新格闘技マスファイト=前日計量
10月27日(日)カンボジアの首都プノンペンで開催されるマスファイト興行では、かつて2度のK-1 WORLD MAX優勝などで、日本でも人気ファイターとなったブアカーオ・バンチャメーク(タイ)が初参戦でメインイベンターを務める。
本日26日の前日計量では対戦相手のクリス・ナギンビ(コンゴ民主/オランダ)とそろって計量を一発パスした。
マスファイト(MAS FIGHT)は中国のキックボクシング団体『クンルン・ファイト』の発起人の一人であるトニー・チェン氏が創作した新格闘技で、9分間の一本勝負で判定決着なし。特製の5オンス・グローブを用いての間接技やチョークも認められている。決着がつかなければKO賞金は次の試合へ繰り越されていくなど、個性的なシステムに日本の格闘技関係者も注目しており、昨年11月に行われたお披露目大会には、元K-1プロデューサーの石井和義氏らが出席した。
日本でも馴染みのある選手ではアルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)やチェ・ホンマン(韓国)に参戦歴があり、少林拳がベースのイー・ロン(中国)がホンマンをバックスピンキックで倒した衝撃的なKOは、マスファイトにとって最初の伝説となった。
そして今回参戦するブアカーオは「対戦相手が当初のヤン・ビン(中国)ではなくなったが、誰であろうと全力で戦うので楽しみにして欲しい」と現地での記者会見でアピールした。 カンボジアには長くクン・クメールと呼ばれるキックボクシング的競技が根付いており、格闘技観戦への関心は低くない。今大会もカンボジア国内のテレビ局が連携し、新設された会場で、今後、 まずは週に一度のテレビ番組としてシリーズ化されていくという。新たな格闘技の息吹に注目だ。
(善理俊哉)
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