【ボクシング】井上尚弥「試合まで2日、体調良く最大のパフォーマンス発揮できる」
11月7日(木) さいたまスーパーアリーナにてワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)のバンタム級決勝戦の記者会見と調印式が5日、都内にて行われた。
決勝戦に挑むWBA・IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(26=大橋)と5階級王者でWBAスーパー世界バンタム級王者のノニト・ドネア(36=フィリピン)が揃って会見に臨んだ。
井上は調子が良さそうで、「試合まで残り2日となったが、体調はすごくいいし、自分の最大のパフォーマンスが発揮できると思っている。トーナメント準々決勝、準決勝と最高の形の試合ができているので決勝もそれに代わるパフォーマンスを見せたいと思う」と今回も快勝を期待させた。
KO決着のイメージについては「KOでも判定でもどちらに転んでもいいような対応はしてきている」と準備は万全。弟の拓真も尚弥の前座としてWBC正規王座に挑むが、父である井上真吾トレーナーは息子2人を送り出すことに「最高の練習ができて最高の仕上がり、自分でも楽しみで仕方がない」とコメントした。
日本選手の代表として、責任を背負い勝たなければという気持ちも語った井上。ドネアに勝って世代交代をと語る。
「プロになる前からドネア選手のボクシングを見てきて憧れの選手の一人。その選手と対戦できるということに誇りを持って、世代交代を確実に成し遂げようと思っています」と宣言。
それに対しドネアは「ここまで多く栄光を手にしてきた。プロとしての活動を続けるにはこのようなモチベーションというのは必要になってくるもの。WBSSの決勝で井上尚弥選手と戦えるのが私に特別な気持ちを芽生えさせており、大きなモチベーションになっている。彼が世代交代という言葉を使っているが、自分はその世代交代の前に立ちはだかる大きな壁だと思っています」と井上の世代交代の目標を阻むとした。
♢選手データ(バンタム級53.52kg)
・井上尚弥(26=大橋ジム)身長164.5cm、リーチ171cm(4日予備検診結果)
戦績:18勝(16KO)無敗
主なタイトル:現WBA・IBF世界バンタム級統一王者。世界3階級制覇王者
WBSS戦績=準々決勝=KO勝利 1R1分10秒 (元WBA世界同級スーパー王者 ファン・カルロス・パヤノ)、準決勝 KO勝利2R 1分19秒 (IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス)
・ノニト・ドネア(36=フィリピン)身長170.2cm、リーチ 174cm(4日予備検診結果)
戦績:40勝(26KO)5敗
主なタイトル:現WBA世界バンタム級スーパー王者。世界5階級制覇王者
WBSS戦績=準々決勝=TKO勝利 4R終了時 (WBA同級スーパー王者ライアン・バーネット)、準決勝 KO勝利6R 2分37秒 (WBAバンタム級5位ステフォン・ヤング※ゾラニ・テテ欠場によるリザーブ選手)
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