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【ZST】新体制に所英男の愛弟子が参戦「大会数と選手の露出増やす」(勝村プロデューサー)

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2019/11/13(水)UP

新体制第1回目の大会のカード発表。左から所英男、メイン出場の長野将大、セミ出場の萩原一貴、勝村周一朗プロデューサー

 12月1日(日)東京・GENスポーツパレスにて開催される『ZST in 師走!』の主要対戦カード発表会見が11月13日、都内にて行われた。

新体制1回目の大会メインにSWAT!ルールを持ってきた勝村氏はその狙いとZSTの未来を熱く語った

 会見にはプロデューサーに勝村周一朗氏、リバーサルジム武蔵小杉 所プラス代表の所英男、メインイベントに出場する長野将大(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)、セミファイナル出場の萩原一貴(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)が出席した。

 今年10月に新体制が発表されたZST。勝村氏プロデュースの第1回目の大会となる本大会は、メインイベントとセミファイナルにグラウンド状態でのパンチ(パウンド)を禁止するSWAT!ルールを採用した実験的な大会となることが発表された。
 勝村プロデューサーはこの決定の理由を「僕自身や所がZST現役の時は年8試合やっていたが、それができたのはパウンド無しのSWAT!ルールだったから。あのルールで面白く見せるのは技術と気持ちがないとできない」と、新体制発表会見の際にテーマとして掲げた”温故知新”にのっとった選択であると明かした。

ZSTの創成期を支えた所は新体制に期待を寄せる(写真は2016年9月のRIZIN)(c)RIZIN FF

 また今後の課題としては「試合数の増加」を掲げる。「どうしてもZSTの選手は他の団体に比べて試合経験が足りない。試合でしかできない経験はたくさんあるので、そのためにも大会数と選手の露出も増やしたい」と選手の経験値と露出の増加を重視する勝村氏。今回の大会でセミ・メインに出場する4選手も、12月に引き続き1月の大会にも参戦してもらうつもりだという。「年2回しか出ない選手はファンにも覚えてもらえないので、今回はユニファイド(MMAの統一ルール)、次回は拳を怪我したからグラップリングなど、いろいろな形で出場する形を整えたい」と、勝村氏はSWAT!ルールのメイン・セミでの採用に続き、今後はさらなる柔軟な制度の制定を目指すと語った。

 新体制第1回目の大会に愛弟子2人を送り込んだ所は「勝村さんの新体制になって、こうやって協力できることがうれしい」と、盟友であり先輩でもある勝村氏との強固な協力関係を感じさせた。SWAT!ルールについても「このルールは名勝負が生まれやすく、個性が伸びるルール。常にフィニッシュを狙う選手がZSTで育つとうれしいな」とZSTの未来を見据え、今回送り出す弟子2名について両名ともに「対戦相手とはかみ合うので期待しています。二人で切磋琢磨して盛り上げてほしい」と期待を寄せた。

弟子2名を送り込んだ所は「協力出来てうれしい」としつつ「SWAT!ではなくKOKルールで」と名称変更を迫る

 しかしSWAT!ルールという名称については一言物申さずにはいられなかったのが所。「このルールは自分の中ではKOKルール」と、ZSTの流れを作った格闘技イベント「RINGS」で採用されていたルール名に変更しようと主張。これには勝村氏も苦笑いを見せ「KOKルールという名前にしたい気持ちはあるので、名前を使う許可をもらえるように……したいですね」と濁したが、「一緒に(許可を)もらいにいきましょう」とグイグイ迫る所にタジタジとなる場面もあった。

 新体制となり初の大会に臨むZST。勝村氏は形や想いを選手やスタッフと共有する苦労もあると語るが、”競技間の橋渡し”となる大会に向け着実な歩みを見せている。勝村氏が描く未来への第一歩がどんな形となるのか、本大会の成功を期待したい。

▶次のページは出場選手のコメントと決定対戦カード紹介

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