【HEAT】連敗脱出の石井慧、勝因はベスト体重へ10kgの増量
1月19日(日)東京・ニューピアホールにて開催された『HEAT46』。本大会のメインイベントでブラジルMMA団体のSFTミドル級王者クレベル・ソウザ(ブラジル)に勝利し、HEAT総合ルールヘビー級王座の初防衛に成功した石井慧(CROCOP TEAM)に試合後の感想を聞いた。
「年末に負けているので、安全に行く感じになっちゃいました」と昨年大みそかの『RIZIN.20』にKO負けした試合を踏まえ、今回は勝利に徹底したという石井。「ソウザは経験が凄くあるので落ち着いていましたね。寝技に行ったら勝てるんで、打撃するつもりはありませんでした」と、ソウザの試合経験は評価しつつも、得意のグラウンドでの勝負に持ち込めたことが勝利の鍵と語った。
前戦からの調整については「昨年は(グラップリング含め)8試合くらいしたので体調も悪く、年末には体重も減り103kgくらいになっていた。しっかり休んで体重を戻しました。今は113kgです」10kg戻したという。昨年3月にHEATで勝利した時の前日計量は112kg。しっかりベストの体重を戻したのも勝因だろう。今回は試合に向けての技術的な調整よりも体調回復を優先。練習も「2週間くらい、軽くしかやっていません。スパーもやっていないし、ミットとウェイトトレーニングと、あとは休み」と、負荷をかけなかったことが勝利に作用したようだ。
8試合をこなした昨年を踏まえ、今年は「3~4試合やって来年につなげたい」と語る石井。すでにポーランドの総合格闘技団体『KSW』で2戦決まっているといい、その2試合の後に「HEATあるならHEATに出る」と、HEATへの出場も視野に入れている。
饒舌に語るほどリラックスした様子の裏には、直近3連敗からの脱出という大きな成果の影響があったのだろう。しかしこの勝利でファンの心配を払しょくできたかと問われると「3試合連続で負けちゃったので。年末は鬼門というのがわかりました」と、これまで年末(12月29日と31日)戦績は2009年の初戦から3勝4敗と負け越し。とはいえ負けた相手は吉田秀彦、ヒョードル、ミルコ、ジェイク・ヒューンと格闘技界で超一流と言われる選手ばかり。それでも「今後は年末はゆっくり休みます」と笑顔を見せた。
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