【ZST】新生ZSTの勝村P、竿本のRIZIN参戦アピールに「一方的なKOできないと」
1月26日(日)東京・新宿FACEにて開催された『ZST.67』。大会終了後、プロデューサーの勝村周一朗氏が囲み会見に応じ、大会の総括を語った。
今回が新体制となって初のナンバリング大会。MMAルールであるZSTルールだけでなく、KOK(グラウンドでのパウンド無し)、RX(掌底、ロープエスケープ有りの旧RINGSルール)、グラップリング、タッグマッチと様々なルールの試合を提供した本大会を振り返り、勝村プロデューサーは「良かったなと思います。お客さんの反応も良かったんじゃないかな」と手ごたえを感じたことを明かした。
各試合を振り返った勝村プロデューサーは「新しいルールに挑戦した選手の勇気と覚悟がすばらしかった」と絶賛。あらゆるルールの戦いを展開し、空道王者・安富北斗参戦のような他競技からの挑戦者も受け入れる新生ZSTの方向性が見えた大会となった。
その成果を踏まえ「これからも実験的なマッチをやっていきたい」と改めて宣言した勝村プロデューサー。ケージ内でのユニファイドルールが流行するMMA界において、オンリーワンの舞台を継続していく構えを見せた。
実験マッチが好評だった半面、メイン・セミと続いたZSTルールの2試合を指し「いまいちでしたかね」と少々の不満を見せた勝村プロデューサー。メインの平信一と佐野哲也の両名を指し「実力と戦い方が拮抗してた。ZSTとTHE OUTSIDERのチャンピオンが戦って、ギリギリの戦いでZSTのチャンピオンが勝ったのはストーリーとして面白かったと思います」と、次の展開につながる戦いだったことを評価した。
セミの竿本樹生が勝利後にRIZIN参戦をアピールした点に触れると「正直厳しいなと思いました」と辛口なコメント。竿本は今大会で10連勝を飾るも判定勝ちだったことから「10連勝はすごいけど、今のRIZINバンタム級は10連勝をもってしても呼ばれない。一方的なKOができないと、竿本を使いたいと思わないんじゃないかな」と、RIZINへプッシュしたいという気持ちは持ちながらも「フィニッシュ力が足りない」と、大舞台に上がるためのレベルアップが必要という考えを示した。
愛弟子である伊藤盛一郎のグラップリングマッチは「あんまり褒めたくないですけど、よかったですね」と一安心といった表情。グラップリングの試合でも熱が観客に伝わったことに触れ、伊藤を「もう次の大会に出す」とMMA復帰戦を行う考えを示した。
最後に本大会を振り返った勝村プロデューサーがつけた大会評価の点数は「70……いや65点かな」。集客・演出・集客といった運営側、試合のレベルを上げていける選手側を含めたトータル点数がこの評価だという。次の大会は3月の大さん橋ホールを予定。「次回は85点まで持っていきたいと思います」と、今回つかんだ手ごたえを足掛かりに、さらにレベルアップしたZSTを見せる心構えを見せた。
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