【KNOCK OUT】栗秋祥梧、支え続けてくれた兄の前で駿太を「瞬殺します」
2020年2月11日(火・祝)東京・大田区総合体育館にて開催される『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』。イケメン天才系ファイターとして注目度上昇中の栗秋祥梧(24=クロスポイント吉祥寺)は、百戦錬磨のベテラン・駿太(37=谷山ジム)と対戦する。
栗秋は弱冠24歳ながら、和製ムエタイファイターとして地元・九州で重ねたキャリアは50戦以上。18年に上京しクロスポイント吉祥寺の門を叩くと、天性の当て勘を武器に国内外の強豪としのぎを削る。現在は3連勝中で、昨年12月にはSB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀をTKOで破っている。
対する駿太はこれまで60戦以上のキャリアを持つ大ベテランで、WMAF世界フェザー級王座をはじめ3冠を経験している。
栗秋は駿太に対する印象を「凄く真っすぐな方で、人としても凄くいい人ですよね。YouTuberとしても成功されていて、さらに格闘家として頑張っていて凄く尊敬しています。選手としての印象は、手数も多いですし、パンチと蹴りの打ち分け方もうまくて、凄く頭を使って戦っているなと思います。あと、気持ちが強くて打たれてもガンガン前に出てくるじゃないですか。どんな精神状態してるんだ!? と思いますね」とリスペクトを隠さない。
しかし、試合展開としては「瞬殺します。10秒で終わらせますよ。打ち合いもいいと思うのですが、打ち合いの中でもヒジを出して斬ってもいいかなと。今回は瞬殺しないと、自分の中では嫌なんですよね」と即答する。
そんな強気な答えの裏には、九州時代から支え続けてくれた兄(Phoenixx和輝)の存在があった。栗秋は「九州からお兄ちゃんが来て、今回セコンドに就いてくれるんです」と言う。栗秋は九州時代、兄ともう一人の選手と3人だけで練習していた。音楽活動をしていた兄は、自分の機材なども売り、栗秋のサポートに専念してくれたという。また上京を考えていた時、栗秋の勤めていた会社が人手不足のため、上京も諦めかけていた。しかし兄が代わりに入社してしてくれ、栗秋は胸を張って上京することが出来たことも。
「今回お兄ちゃんを呼びたくなったのは、1年前のKNOCK OUTでの翔貴戦がドローだったからです。あの時は僕が九州時代ラストの試合となり、お兄ちゃんがセコンドに付いてくれて臨んだ試合だったんです。そこから上京して1年経ってKNOCK OUTに帰ってきました。ここからまた再スタートを切りたいという想いもあり、セコンドをお兄ちゃんにお願いしました」と、思い入れのある一戦に臨む。
18年9月、栗秋はKNOCK OUTに初参戦し、ルンピニージャパン・フェザー級王者の翔貴と対決、結果はドローに終わった。同大会のメインでは駿太が出場し、若きNKB王者・髙橋聖人と両者フラフラになるほどの打ち合いを演じ勝利している。その試合を見ていた栗秋は「僕が苦手なタイプなのでやりたくないなと思ってましたね。でもこっちに来てからはその考え方が変わって、あの選手を超えたいと思うようになったんです」と言う。
さらに「僕が九州時代にお兄ちゃんと練習していた時から、兄弟揃って駿太選手に憧れていたんです。今回このカードが決まった時、お兄ちゃんはすぐに行きたいと言ってくれたので、どうせ来るならセコンドに付いてもらいたいなと。そういう想いのある一戦をパっと超えたいですね。長いラウンドで戦っても意味がないですし、瞬殺しないと次に進めません」と兄に成長した姿を見せたいとする。
栗秋は”練習嫌い”でも有名だ。クロスポイント吉祥寺の選手練習はきついことで知られるが、栗秋は「ぶっちゃけ逃げたいですよ」と笑いながらも「でも逃げ出したいと思ったら常に“なんのために東京に来たのか?”と原点に戻る気持ちでいます。ここに来るまでに誰が背中を押してくれたのか?と、毎晩寝る前には考えるようにしています」と言う。栗秋は憧れていた大ベテラン・駿太を宣言通り瞬殺し、兄弟で笑い合うことが出来るか。
☆2.11 KNOCK OUT 対戦カード、イベント日程はこちら
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