【KNOCK OUT】プロデビューの18歳・山上都乃が目指すはONEの二冠女王スタンプ
2月11日に東京・大田区総合体育館で行われる『テレ・マーカー Presents KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』に向け、出場選手らが2日、公開練習を実施。本大会でデビュー戦を迎える山上都乃(18=WSRフェアテックス湖北ジム)、3戦目となる龍聖(18=TRY HARD GYM)の高校3年生コンビが公開練習に臨んだ。
山上は同日公開練習に参加していた老沼隆斗(STRUGGLE)とマススパーを披露。蹴り技の名手である老沼相手に積極的にキックを繰り出し、スピード感のある左右ミドルを見せた。
山上は昨年11月に「K.O TRYOUT育成選手」としてリングにあがり、この試合で勝利をつかみプロデビューを勝ち取った。試合に向けた調整は「いい感じです」と即答。「練習もたくさんできています。早く試合をしたいです」と緊張する様子もなく、すぐにでもリングに上がりたいようだ。
対戦相手となる荒井穂乃香(DRAGON GYM 仙台本部)はすでにプロで3戦のキャリアを持つ17歳。「対戦相手の動画もない」という山上は、相手に合わせた対策は考えずに「いつも通り練習しています。首相撲が苦手なので、トレーナーに教えてもらっています」と基礎能力を高める練習に勤しんでいることを明かした。
将来の目標を問うと「スタンプ選手とやりたいです」と、現在ONE Championshipでムエタイ・キックボクシングの世界二冠王に輝くスタンプ・フェアテックス(タイ)の名前を出した。同じ日本人で階級も近く、すでにKNOCK OUTのリングに上がるぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)については「強いなという印象はありますが、今は試合したいという印象はありません。目の前の試合を一つずつこなして、いつかできたらいいな」と、視線は一気に世界の頂点を見据えた。
そのスタンプは入場時に派手なダンスパフォーマンスを見せることでも知られるが、ここで共に会見に参加していたジムの先輩・峯山竜哉から「スタンプのダンスできますよ」との情報提供。SNSでそのダンスの様子を公開したところ、見た目がややスタンプに似ていることもあり「スタンプが日本に来てる?」と噂になったほどの出来栄えだという。
今回の入場時にもスタンプダンスを見せてくれるのかと問われると「調子が良かったら」と照れ笑いを見せた山上。いずれ入場シーンで披露してくれることが期待される。
その山上と同学年の18歳、現在2戦2勝2KOの爆発を見せている龍聖は、同日会見に参加した良太郎を相手にミット打ち。数々のチャンピオンを育てた良太郎が持つパンチングミットにリズムよくパンチ、キックを打ち込んでいく龍聖。この日初めて合わせたとは思えない息の合い方を見せ、良太郎は公開練習後に「きれいな打ち方で安心して持てる」とSNSでコメントしている。
龍聖は40代のベテラン・浦林幹(クロスポイント吉祥寺)と対戦。アグレッシブな戦いを見せる油断できない相手だが「普通にやればレベルが違うと思うので、タコ殴りにしてやろうかな」と余裕の構えを見せる。すでにイメージ上ではKOは既定路線。会見に立ち会った山口元気プロデューサーに「KO賞はないんですか?」と問うほど、絶対の自信を持つようだ。
今回の会場となる大田区総合体育館では、昨年3月に「RISE」で行われたセクサン・オー・クアンムアンvs大雅の対戦を観戦したという。その翌月にデビューを果たし僅か1年足らずでその会場に到達。「1年経たないうちに出られてすごいな、と思います」と、一気にチャンスをつかんだ自らの強運と実力に誇らしげに胸を張った。
今後は「負けないでチャンピオンクラスをぶったおしたい」と強敵との対戦を望む龍聖。同じフェザー級には怪物・安本晴翔の存在があるが「いずれやることになる」と回避する様子は一切なし。会見を終える最後まで、龍聖は堂々と大物ぶりを見せつけ続けた。
☆2.11 KNOCK OUT対戦カード、イベント情報はこちら
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