【K-1】武尊「いろんなことが重なって」＝試合後会見

2020/03/23（月）UP
（最終更新：2020/03/23 03:19）

　3月22日（日）に行われた『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN～K’FESTA.3～』（さいたまスーパーアリーナ）でペッダム・ペットギャットペット（タイ/ペットギャットペットジム）に2R49秒 TKO勝利したK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊（28＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が試合後、記者会見を行った。

　今回、本来ならISKA世界ライト級王者アダム・ブアフフとのK-1&ISKAのダブルタイトルマッチに臨む予定だったが、ブアフフが新型コロナウィルスの渡航規制の影響で来日不可となったため、タイトル戦は消滅、急遽、対戦相手が変更となった。

　今回の試合について武尊は「タイトル無くなって悔しい気持ちはありました。新しいベルトにチャレンジできるのはモチベーションになってたので。でも、試合に対する気持ちはタイトルマッチでもスーパーファイトでもいれてやってるので、特に変わらなかったですね。（代打のペッダムの印象は？）思ったより蹴りとか重くて、ムエタイの特別な選手と2年連続戦えたのは人生にとって僕にとって財産になりました」とタイトル戦が無くなってもプラスにはなったと語った。

　更にK-1を背負っている者としてもっと格闘技をみんなに届くスポーツにしたいとも語った武尊。試合後はリング上で団体を超えた試合をして行きたいと涙ながらに訴えたが、その涙について聞かれると

「わからないけど、試合前からいろんなことが重なって。今の日本、世界の現状だったり、その中でこの大会を開催することに関してもそうだし、やっぱりいろんな意見もあるし。すべてをプラスに変えていきたい気持ちでやってて、格闘技界もっと大きくする意味でも、これまでK-1の人たちと協力してやってきて、いろんな思いが試合前から一杯になっちゃってたのはありました」と、今回の現状の中、格闘技をもっと大きなものにすべく考え、一杯になっていたという。

　この先、新型コロナウイルス落ち着き、これまでのように気兼ねなく大会を開催されるようになったとき、武尊の言う大きな何かが生まれることがあるかもしれない。
　最後にメッセージとして「今年は怪我からの完全復活の年にしたいと言ってて、KOで復活できたので、これからもっと上を目指してやっていきたいです」と意気込んだ。

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