【ONE】5月の大会はすべて中止、新型コロナでアジア都市圏の封鎖延長が響く
アジア最大級の格闘技団体『ONEチャンピオンシップ』は5月の大会を全て中止。決定カードなどを6月以降に延期する。
5月はシンガポールとフィリピンで計3大会を予定していた。5月29日のフィリピン・マニラ大会では、ONEライト級世界タイトルマッチとして王者クリスチャン・リー(シンガポール)vsユーリ・ラピクス(モルドバ)、そのタイトルへの挑戦者決定戦としてエディ・アルバレス(アメリカ)vsサイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)の注目カードが発表されていた。
アルバレスとサイードは、クリスチャン・リーへの王座挑戦をかけ、昨年10月の東京大会で対戦する予定だったが、アルバレスは練習中の怪我で欠場。今回こそはと期待されたが再び中止となった。
公式サイトでは次回大会が6月5日のジャカルタ大会からとなっており、その次に6月11日シンガポール、6月20日上海と月に2〜3大会を開催し、10月25日には3度目の日本大会を開催する予定となっている。
公式サイトでの延期のお知らせはなかったが、『ONEチャンピオンシップ』のチャトリ・シットヨートンCEOは4月27日の自身のFacebookで「ONE Championshipの5月の全てのイベントは、アジアのほとんどの国での新型コロナの動き(国境閉鎖とロックダウン)のため、延期されます。我々の最優先事項は、このような困難な時期に、アスリート、関係者、スタッフ、ファン、そして一般の人々の安全と健康です。私のチームと私は、できるだけ早く安全にイベントを再開できるよう、検討していきます」と語っている。
マニラ大会が開催される予定だったフィリピンでは、4月14日の時点で感染者数はASEAN10カ国で最多となっている。マニラ首都圏で「封鎖」を3月中旬から始め、公共交通機関の運行を停止し、市民の外出も大幅に制限。4月末までだったが、4月24日にフィリピン政府はマニラの首都封鎖を5月15日まで延長している。また、シンガポールでは4月21日に部分的な都市封鎖を延長し、6月1日まで延長している。ONEでは次回の6月11日シンガポール大会の対戦カードは今のところ発表されていない。
●編集部オススメ
・【ONE】元UFC王者エディ・アルバレスが王座挑戦権かけ、KO量産のサイードと対戦
・【ONE】”野生獣”手塚裕之はこだわりの農業家、お米で筋肉増強のススメ
・プロボクシング興行は6月末まで自粛、格闘技・プロレスなどの開催予定は?
・東京の40倍コロナ被害のオランダから、K-1レジェンド・アーツ、ホースト、シュルトがメッセージ(動画あり)
・“最強美ボディOL”安井友梨が自宅トレ公開「少しでも元気をお届けできたら」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!